【富士山】のこと 18
- トドメ
「富士宮ルート」山頂にも山荘が。
「富士館」っつーそうな。
こけえらから観る火口はすぎゃあ。
今でも残雪がある。
落差は200mあるそうな。
春スキーをする衆もいるとか・・・。
「こらあ、落っこったらひとたまりもにゃあなー」
そして「富士山測候所跡」。
ここに行く道が地獄だった。
まずは途中の馬の背。
右手は火口。
左手は下界。
「ひゃあ、こんなとこ風が強ええ時にゃ歩けにゃあで・・・」
さらにトドメは最後の坂道。
すぎゃあ斜度だった。
しかも砂礫でズルズル滑る。
ここに来て、こりゃあきちぃ!
舎弟は「金剛杖」と鉄筋の手すりを手繰って登ってる。
ヒトの心配してる場合じゃにゃあ。
「あったたたあ〜っ!脚がつったあ〜〜っ!」
- 「高山病」
舎弟が心配する。
「アニキぃ〜、でゃあじょーぶかあ〜?」
・・・・・・。
いごけにゃあ。
ストレッチしようにも滑って出来にゃあ。
岩山の方にコースアウト。
なっさけにゃあ〜。
太ももがつった。
滅多ににゃあこんだで・・・。
よっぽどのダメージなんだべなー。
それにしても舎弟に心配されちゃしょんにゃあ。
「でゃあじょーぶだで、先ぃ登っててくいよぉー!」
なっさけにゃあ・・・。
後からわかった。
これも一種の「高山病」なんだそうな。
筋肉の「高山病」。
呼吸は最初っから警戒してた。
舎弟にもしょっちゅう複式の深呼吸をさせてた。
甲斐あってか頭痛も吐き気も無かった。
「ひゃあ、そー言やあ「高山病」のこんなんか忘れてたなー」
っとか言ってた。
ところがそーじゃにゃあだ!