最後に・浜松町界隈のこと

  • 逸話

 出し物はまだある。
そしてこれがここんちのメインエベンター。

  1. 「将軍梅」 この梅にまつわる逸話が感涙モノ。
  2. 「出世の階段」 別名「男坂」。斜度37度、86段のおっとろしい石段。
  3. 「女坂」 「男坂」はちょっと・・・という向きに用意されてる。
  4. 「大鳥居」 世俗の世界との境界。がっつりした造り。

この逸話ってえのがすぎゃあ。

  1. 三代将軍「家光」公が菩提寺【増上寺】参拝の帰りに【愛宕神社】の下を通った。
  2. 愛宕山】には源平の梅が咲き誇っていた。
  3. 「家光」公は、その梅を見っけて、「ひゃあ、誰か馬であの梅を取って来いや!」っと言った。
  4. 愛宕山】の石段は急勾配。ヘタすりゃ命が危にゃあ。家臣は一斉に下を向いた。
  5. 「家光」公はみるみる不機嫌になって、怒りバクハツ寸前!
  6. って時に、この石段をパカランッ、パカランッと駆け登りはじめた者がいた。
  7. 「家光」公もその者を知らにゃあで「ひゃあ、誰だ?あやあ?」と訊いた。
  8. 聞くと、「四国丸亀藩」の家臣で「曲垣平九郎(まがき・へいくろう)」と言うそうな。
  9. 「ひゃあ、この泰平の世に馬術の稽古に怠りにゃあ。あっぱれじゃにゃあか!」
  10. 「平九郎」は見事馬で石段を登り降りして梅を献上、「家光」公より「日本一の馬術の名人」と讃えられた。
  • 出世

この故事は有名。
んで、これを「出世の石段」と呼ぶ。
毎日いっぴゃあお参りに来るそうな。
「出世の石段」を登って・・・。

「ひゃあ、今でも出世欲に駆られた衆ってそんなにいるんだ・・・」

 でも、感動した。
何より一番感動したのは「平九郎」の出身地。
「四国丸亀藩」の出身。
あの「讃岐うどん」の「丸亀」。
あっこからこんな逸材が出てたとは・・・。

「ひゃあ、ますます『讃岐うどん』が好きになったで・・・」

そーゆーこと?
石段を上から覘く。
すんぎゃあ怖ええ。
石段の真ん中を歩く気がしにゃあ。
っとみんな言ってる。
でも、あんまし怖くにゃあなー。

「ひゃあ、お迎えが近きゃあと怖ぇえモンも無くなるもんだで・・・」