帰国のこと【1/21】

  • フレンドツアー

 「ゆかりさん」が隣にいる。
やっぱ、いろいろ話もすべーじゃ。
最近のパックツアーの話にも触れた。

「とりあえず行く事だけが目的であれば、
安いツアーはいくらでもありますよねー。
とにかく行った事には間違いありませんから・・・。
でも、私がこの会社を好きなのは、
”こだわり”があるからなんですよねー。
料金はちょっと上がっちゃうけど、細かいところにこだわる。
これが私達のやりがいになるんですねー」

 どっかで聞いた事がある・・・。
「N通航空」だっ!
ここにも、こだわってるオジサンがいた。

「旅行を楽しくするか、否かは、皆さん次第です!」

第一声がこれだった。
でも、実際学べる事が多かった・・・。
 「ゆかりさん」の帰国後の予定。
国内で、旅行説明会の予定がいくつかあるそうな。
そして又、海外へ。

「私は、スペインが大好きなんですねー。
スペインは何度でも行きたいですねー」

 当然、スペイン語圏は強い。
帰国後に、阪神航空の新聞広告を見た。
そこにしっかり「ゆかりさん」が載ってた。

【当社人気添乗員と行く、○○10日間!】

みてゃあな・・・。
いやあ、なかなか出来た方だとは思った。
やっぱ、有名人だったんだ・・・。

  • 映画

 赤ワインとクスリが効いてきた。
さっきの寒さが、ウソのように消えてきた。
又、エンターテインメント・システムが活躍。
映画を観まくった。

【The Duchess】

 帰国後に、日本でも上映された。
邦題が「ある公爵夫人の生涯」とか・・・。
アカデミー賞も受賞したそうな。
新聞広告には、挑発的な文句が踊る。

【イギリスを震撼させた衝撃のスキャンダル、解禁!!】
200年の時を経て、<スキャンダルの血>は受け継がれる・・・
ダイアナ元妃の先祖、ジョージアナ公爵夫人の衝撃の実話。

 映画そのものは面白かった。
キーラ・ナイトレイ」が良かった。
正統派の美形。
「ジョージアナ公爵夫人」以外の役も見てゃあ。
公爵役の「レイフ・ファインズ」も好演。
憎たらしい役を見事にこなしてた。
最近、観た中ではかなり印象に残る映画だった。