リマ帰還のこと【1/17】
- レーシスト
不愉快なフライトだった。
時間はいい加減。
南米タイム。
ペルータイム。
そりゃ、まだ諦めがつく。
”時間なんかに縛られない、優雅なヒトビトなんだから・・・。”
許せないのは座席。
「何で、日本人客だけ、ばらっばらっなんだ!」
融通が利かにゃあのはしょーがにゃあ。
全ての客に公平なら、諦めがつく。
ろくなサービスも出来にゃあ3文航空会社ってこった。
でも、そーじゃにゃあっ!
「何で、毛唐だけはペアで座ってるんだっ!
何で、日本人客がそのすき間埋めさせられてんだっ!」
数ヶ月前に予約されてんだろーがっ!
「完全な人種差別じゃんかっ!」
レーシストだっ!
- 「ニシ流」
窓側に押し込まれたら、トイレも行き難い。
メンバーみんな同じ状態だった。
空港に着いたら一斉にトイレ。
憤懣やる方にゃあ。
「【LAN PERU】なんて航空会社、世の為にならんっ!
潰しちめえっ!」
っと嫁さんと憤慨しながらトイレへ。
同じく、「ツーリズム」メンバーも殺到。
結構な賑わいになった。
女性用トイレは完全な行列状態になった。
男性用は早い。
特に混むこともなく、あっと言う間に集合場所へ。
女性陣はまだ時間がかかるはず・・・。
「ん?」
「女将」とその連れが一番先に戻って来た。
”何かヘンだな・・・?”
嫁さん達が戻って来た。
不快そうな顔で・・・。
小声で話す。
「あの2人はどーしょーもないのよね。
みんな並んで待ってるのに、どんどん先に入ってって身障者用トイレを使っちゃうの。
みんな、そこは空いてても暗黙の了解で使わないわよねえ・・・」
そー言えば・・・。
思い当たるフシがある。
大阪に出張した時に、似たような光景を見かけた。
まったく同じようなパターンだった。
”「ニシの文化」か・・・?”