マチュピチュ観光のこと【1/14】

  • クーポン

 「ゆかりさん」がクーポンを配る。

「結構、混み合いますから、どうぞ夫々で順次食事なさって下さ〜い。
再集合は14:20にしまあ〜す」

レストラン入場。
ワンウェイになってて、入口でクーポン回収。
クーポン売り場は、又離れた場所にあるらしい。
 入口で、毛唐がもめてる。
クーポンを買って来いって言われたらしい。

「何で、ここで金払っちゃダメなんだ?」

そりゃ、そーだ。
初めて来たヒトにゃわかんない。
不親切だんべ・・・。
 中は結構、混んでた。
ブッフェのテーブル前も列が出来てる。
ここもワンウェイ。
盆に皿を取って、列に並ぶ。
グループのメンバーも我々に続いた。

  • 西流

 そこへ「女将」登場。

「あら、ずいぶん混んでるわね。

純和風旅館では、並ぶ習慣が無いらしい。

「ワタクシ、お先に行ってもいいかしら・・・」

ごくごくふつーに、列の先の方へ割り込んで行こうとする。
 一同、唖然。
誰も言葉が出ない。
辛うじて嫁さんが言った。

「皆さん、並んでますよ。ちゃんと順番守った方がいいですよ・・・」

カエルションである。

「あら、そう・・・」

 順番が来て、料理を取りはじめた。
「女将」が後ろから煽る、煽る。
前のヒトの先の料理まで、手を伸ばす。
先が詰まってる、とか関係ない・・・。

「う〜〜〜んむ。似ぃて〜い〜るぅ〜・・・」

 何年か前、見た光景だ・・・。
それは、ハワイでゴルフしてる時だった。
結構、混んでて各ホール待たされた。
そこへ、後ろからオバハンとオジンが・・・。

「わてら、急いでまんねん。お先に行かしてもらいますわ」

とっとと、ティーアップして打って行っちゃった。
嫁さんと顔を見合わせた。
言葉が出にゃあ。

「う〜〜〜んむ。これが『西流』か・・・」