初ディナーのこと 【1/26】

 にゃあ!
さすがはリゾッチャホテル。
5つ星でも、そこはヘンに気取ってにゃあ。
っとは言え・・・。

「一応、襟付きくりゃあは着てくべーじゃ!」

アロハだで・・・。
 客はいろいろだった。
っつってもパラパラ・・・。
全部で10組もいにゃあ。
ビジネスクラス団塊ペア発見。
お父さんはスーツ姿だった。

「えりゃあっ!このクソ暑ちぃに正統派だで!」

スタッフもみんなムームーみてゃあな。
さすがにマネージャーだけ正装だったけど・・・。
 毛唐はでゃあてゃあ短パン・ポロシャツ。
これがTシャツだとでんでん雰囲気が違っちまあ。
面白れえモンだで・・・。
ひと組、すぎゃあ衆がいた。
タキシードにカクテルドレスみてゃあな・・・。
聞くと、ジモティなんだそうな。

「んなあるほど・・・。何か特別な日のディナーなんだー」

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 昼メシで懲りた。
ここんちゃ、ハンパな量じゃにゃあっ!
思いっきり警戒。

「全部1つっつ選んで、半分こ喰うべーじゃ・・・」

ラッキーなこんにマネージャーが来た。

「おー、シェアするだかね?オッケー、オッケー、任しょーっ!」

って英語で言ってた。
 彼女はすごかった。
ひと通り、オーダー完了。
例の美味ゃあパンが出て来た。

「これがいいつまみになるだ!気ぃつけにゃあと腹が膨れちまあで・・・」

「ヒナノビール」を飲みながら待つ。
その彼女が料理を運んで来た。
 前菜、登場。

「わおっ!何だね、こりゃあ・・・?」

料理をキレイに分けてくれてある。
ちゃあんと2人分で盛り付けてくれてる。
もうそれだけで料理は美味ゃあ。

「すらばしいっ!とっても嬉ぴいっ!ありがとーっ!」

彼女、ぜってゃあデキるっ!