チチカカ湖観光のこと【1/16】
- バス
んな事考えてる内にバスが見えてきた。
今日、移動に使うバス。
なんだけど・・・。
どーでもいいけど、できゃあっ!
常軌を逸してる。
「な、な、何じゃこりゃあっ!」
できゃあっ!
とにかく長いし、高いし・・・。
2階建てバスの下が荷物庫になったヤツ。
バスに乗る為には階段をよじ登る。
数えてみたら、52席あった。
1人当たり、5席は使える・・・。
「これって、長距離バスとかで使うヤツじゃないの・・・?」
「ゆかりさん」も「赤井さん」も笑ってる。
「『プーノ』の会社が奮発してくれたみたいですねえ〜。どーぞ、ゆったり座って下さい」
バスのはベンツのマークがついてた。
2軸のダブルタイヤ。
タイヤは「ピレリー」だった。
世界中どこへ持ってったって、最高級バスだんべ。
しかも、まだピッカピカ。
新車っぽい匂いである。
「何て、ゼータクな・・・」
- 「赤井さん」
とりあえず乗り込んだ。
何だか後ろめたい。
そこへ「赤井さん」
「それでは、私はここでお別れです。皆さん、お気をつけて楽しい旅を続けて下さい」
あ!
そっかあ・・・。
ちょっと不意をつかれた。
この2日間が、あまりにも濃い〜かった。
ついつい忘れてた。
実は現地ガイドだった。
ってなくらいに、メンバーに同化してた。
「え〜っ!それって、残念じゃんっ!
一緒に『プーノ』行こうよっ!」
誰もが賛同した。
女将でさえ、同調した。
「そや!そや!あんたは楽しいし、一緒に行ってくれたらええ・・・」
「赤井さん」嬉しそうだったけど、ダメだった。
またまた、後ろ髪引かれた。
どんどん毛が減ってっちゃう・・・。