「サンクトペテルブルク」車窓観光のことⅡ

  • 監獄

 「ペテロパブロフスク要塞」にも転機が訪れる。
だんだん要塞の価値は無くなってきた。
そんな時に事件が・・・。

ピョートル大帝」の息子「アレクセイ」一味がクーデターを起こしたっ!

 もちろん、失敗に終わった。
ふつーなら許されない。

”全員、ソク死刑っ!”

 でも、息子は殺せなかった・・・。
「ペテロパブロフスク監獄」に閉じ込めた。
以降、ここは監獄として使われるようになったそうな。

    1. ロシア革命(2月革命)」の時の帝政閣僚
    2. ロシア革命(10月革命)」の時の臨時政府の面々
    3. 「レーニン」の兄、「アレクサンドル・ウリヤノフ」
    4. ドストエフスキー」、「ゴーリキー」ら政治犯

最高裁判所も作られたらしい。
主に政治犯を裁く為に・・・。
訳がわかんにゃあ。

 「マリア」さんいわく。
監獄ったって、名ばかりとか。
ひどい環境だったらしい。

”まったく窓の無い真っ暗な岩牢に閉じ込める。”

外界との接触を絶たれちゃう。
大半が発狂しちゃうとか・・・。
 そりゃ、そーだべ。
よくもそんだけ残酷な事が考えつくモンだ・・・。
投獄されたヒトの大半はここで死んだ。
って事は、埋葬された。
ってな訳で、墓も沢山あるらしい。
 ロシア最後の皇帝「ニコライ2世」の墓もあるそうな。

”1918年、革命翌年に家族とともに銃殺”

革命の翌年になって、殺すんかいっ!
ロシア人の国民性か・・・?
あの「チャウセスク」の最後の姿を思い出す。
同じような血筋なんだべか・・・?

  • 車窓

 「ペテロパブロフスク要塞」
何度、近所を通ったかわかんない。
「マリア」さんも、その度に紹介してくれる。
そして、ここにまつわるいろんな話題を振ってくれる。
そんだけ話題が多いんだべや。
 予備知識もたっぷり入ってる。

”「サンクトペテルブルク」発祥の地。”

ってんで、ガイドブックの最初の方に出てくる。
どうしても何度も読んじゃう。
予備知識豊富なんである。
 もうすっかり行って来た気持ちになってる。
話を聞いてるだけでイメージが膨らんじゃってる。

”安いモンだ・・・。”