「サンクトペテルブルク」車窓観光のこと

  • 車窓

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■日程表の記載事項について
*日程表中の●は入場、◎は下車、○は車窓より観光となります。

ってえのが、必ず書いてある。
そして、その通りに観光するんである。
 いつも疑問に思う。

”「車窓観光」って観光か・・・?”

少なくも、平等じゃない。
バスの反対側に座ってるヒトには権利なし。

”車窓から観るのは、景色だんべやっ!”

 今回も沢山あった・・・。
「ペトロパブロフスク要塞」、「ピョートル宮殿」、「ピョートル大帝記念博物館」・・・。
でも、観光の候補にもなってないところもいっぱい。
所詮、マーキング・ツアーじゃ無理がある。

”観れただけでも有り難く思えっ!”

ってか・・・。

 それでも、ここだけは観たかったなあ・・・。
サンクトペテルブルク」発祥の地じゃん。
聖なる場所なんだべ・・・?
「マリア」さんも、ここの説明はチカラがこもってた。
 濃い〜い内容だった。

「『ピョートル大帝』はバルト海進出の、西欧への窓口としてこの要塞を造りました。「ペテルブルク」の守りの要で〜す」

1703年5月に着工。
7月には要塞内に「木造寺院」を造った。

”使徒ペテロとパウロ”の寺院。

 これをそのまんま名前にした。

【Петропавловская Крелость】(ペテロパブロフスク要塞)

の誕生だったそうな。
その後、寺院は火災で焼失。
1750年に建築家「ラストレリ」によって再建された。
この「ラストレリ」ってあちこちで聞く。
当時、相当荒稼ぎしてたんだべな・・・。

  • 鐘楼

 この要塞には、金色の尖塔がある。
鐘楼である。
どこからも良く目立つ。
てっぺんに十字架を抱いた天使の像がついてる。
塔の高さは122m。
ピョートル大帝」の命だったそうな。

「モスクワの『クレムリン』の『イワン大帝の鐘楼』より高くしろっ!」

 お〜〜っ!
バチバチじゃんっ!

「『サンクトペテルブルク』がイチバ〜ンっ!」

華やかなりし頃の話だんべな・・・。
その後は結構暗い歴史を刻んだらしい・・・。