北京郊外観光のこと(1)【12/8】

 観光の初っ端は「頤和園
かの有名な、世紀の悪女「西太后」が造らせたという・・・。
総面積290万㎡。
天安門広場の7倍とか言ってた。
ま、どっちにしてもピンと来ない。
 全体の3/4は人造湖である。
もう、パキパキに凍って、ヒトが歩いていた。
冬場はスケートが出来るそうだ。
やっぱ、内陸性気候の寒さはハンパじゃない。
 天気がイマイチで、景色が全体にうすらボケてる。
曇りのせいなのか、排ガスなのかびみょーだけど・・・。
有名な湖越しの楼閣の眺めも煙ってる。
冬景色で、光が無いとなるとなんだかなあ・・・。
写真を撮る意欲も湧いてこない。

 次は「万里の長城
”月から見える唯一の建造物”っだそうだ。
チュコクの1里は500mだそうだ。
実際の長さは約6,000kmとか・・・。
 ここはリピーターなんで、あんまり気合が入ってなかった。
以前、来た時はヒトゴミをかき分けながら歩いた。
何とか、一番高い見晴台まで歩いて来た。
 今回は悠々と歩ける。
前回とは、えりゃあ違いである。
でも、すぐメゲた。
何てったって、寒いこと、寒いこと・・・。
「長城」の上は吹きっさらし。
曇り空に、冷たい風が余計に寒い。
 もう1つ、メゲた理由がある。
ジモティがばっちい。
世界遺産だから、全国からジモティが集まるんだべな。
ふつーに歩きゃいいんだけど・・・。
「長城」を歩きながら、実に忙しい。
「っかあ〜、ぺっ!」「ぶひっ!」
タンツバ、手バナ・・・。
とっても歩く気がしないべや・・・。

  • VIP

 ちょうど、誰かVIPが観光に来た。
すんごい警備である。
黒塗りが並んでるし・・・。
入り口から、がっつり固められて一般人は入れない。
下々のモノは暫らく待っておれ!
何だかんだ1時間ほどシャットアウト。
 聞くところによると大統領級のVIPだったとか・・・。
「ヒルちゃん」あたりが来たんだべか?
6者協議もはかばかしくないし・・・。
サザエさん」も一緒かも・・・。
散々、マスゴミに重責を負わされて・・・。
 「キムゲぴょん」は悠々たるモンである。
「アメリカだけに用があるんで、日本なんか関係ね〜べや!」
「ヒルちゃん」を引っ張り出したら、あとは用なし。
周囲はモンモンとしてるべな。
”ちょっと気分転換に世界遺産でも観光させてくれいっ!”
こんなとこかな・・・?

  • 昼メシ

 今日の昼メシも「広東料理」だった。
やっぱ、日本人には合うらしい。
きっと一番クレームが少ない無難な選択なんだべ。
でも、今日は「飲茶料理」が主体だった。
日本人の急所を良く知ってる。
 円卓には「白酒(パイチュウ)」が1本置いてあった。
「ニンさん」いわく。
「観光中はあまりピールお勧めしないね。良かたら『白酒』どうぞ」
白酒」はアルコール50度以上とか。
火が点くとか言ってる。
 や〜だぺんっ!
「『ニンさん』やっぱ、ビール飲みたいんだけど・・・」
そーゆー反抗的な客は我々だけだった。
だってえ〜、飲みたいじゃん。
それでも、多少気ぃ使って2人で1本にしといた。

  • メニュー

 最初にキャベツ、キュウリ、ゼンマイの浅漬けが並んでる。
これは「広東料理」の基本らしい。
この後は、「飲茶」攻撃だった。
水餃子、蒸餃子、焼餃子、肉まん、あんまん・・・。
 やっぱ、味の違いが少ない。
喰ってるうちに飽きちゃう。
元々、そんなに「飲茶」に熱心じゃないからなあ・・・。
餃子やシュウマイも嫌いじゃないけどねえ・・・。
沢山はいらないなあ・・・。
いろんな料理の中にちょろっと参加してるくらいのがいいなあ・・・。
 強烈だったのは「ニラ餃子」
外見からわからないで、バクッと喰ってしまった。
何と、中身は純粋にニラのみ!
たちまちクチの中にニラの香り、ヤ、臭いが・・・。
ニラも嫌いじゃない。
でも、程度モンだべさ。
夕方まで自分で自分がニラ臭くってたまらんかった。

  • メンツ

 これをビールなしで喰えるか?
ダメである。
ただ、ひたすら喰うって事が出来なくなっちゃった。
でも、みんな結構バクバク喰ってた。
お代わりなんかしてる・・・。
我々だけが異端児なんである。
 ふと、見渡してみると19人の世代がわかった。
団塊夫婦」が1セット2人、「団塊親子夫婦」が1セット4人。
団塊ジュニア女性ペア」が3セット6人、「団塊おじさん」が1人。
会社の同僚らしき「団塊とジュニア」が1セット4人。
そして、我々「ポスト団塊夫婦」が2人。
見事に日本の人口分布通りの配分だべや。
 今回は、老若男女約半分がタバコを吸う。
ただ、「Tビックス」の客なので、一応のマナーはあった。
「今どき、食事中にタバコ吸うヒトなんかいないわよねえ!」
嫁さんの声が効いてたのか・・・?