住宅事情の雑感21

  • チラシ

 寿司〜な〜らあ・・・。
っじゃなくって、折込チラシ。
不動産のチラシが連日、鬼のように入って来る。
単なる広告とちょっと違う。
 「このマンションを欲しい方がいます」
「売却をお考えの方はご一報下さい」
「登録頂ければ、売り物が出た時に優先的にご案内します」
随分、対象を絞ったチラシが増えた気がする。
フツーのチラシじゃ効果が望めないとか・・・。
 マンションの値段もちょっと下がり気味のような気がする。
気のせいだべか・・・?
このマンションでも1つ、売りが出ていた。
広さは60㎡っくらいでちょっと中途半端。
向きも西向きで決して良くない。
でも、この場所で1,800万円台って安くないべか?

  • 好況感

 ま、年明けだし・・・。
みんなが景気のいい話をしたがってるべや・・・。
株も明らかに過熱気味。
マスゴミがせっせと煽る。
ブランド品がガンガン売れてる。
消費が増えて、カネが回り始めたとさかんに喧伝される。
 土地も下げ止まった。
これから上がりまっせ。
不動産を買うなら今が底でっせ。
住宅減税もあるし、今が最後のチャンスでっせ。
 ホンマかいな?
人口が減り始めたのに・・・?
不景気は我が家だけだべか?
ボーナスは減ったし、先々も明るく無いし・・・。
マスゴミの言うほど、好況とは思えないんだけど・・・。
どうも、怪しい・・・。
うがっ!うがうがっ!

  • アネハ

 別にアネハが悪党の代表って訳じゃない。
ヘタすりゃ、犠牲者かも知れないべや。
間違い無く氷山の一角だんべ。
この連中以外はみんなちゃんとやってました。
んな〜んて事がある訳がない。
 欠陥住宅の話なんぞ、昔から腐るほどあった。
でも、ぜんぜん相手にされなかった。
一軒家が倒壊しても大したこっちゃないって事なんだべな・・・。
マンションやホテルだとちょっと違う。
周りに被害が及んで、間違い無く補償問題になるべ。
国がどーのこーのって事になるべ。
んで、この騒ぎなんだべな。
 傾いた一軒家に住んでるヒトもいっぱいいるべ。
泣く泣く建て直したって話も聞いた事がある。
泣き寝入りのヒトは数知れないべな。
そりゃ、ホントは全部公的資金で面倒見なきゃ・・・。

  • 「住宅性能表示制度」

 アメリカには「インスペクション制度(建物検査制度)ってのがあるとか・・・。
木造住宅でも建物検査が完成までに5〜6回あるそうな。
日本とぜんぜん違う。
検査費用も日本の10倍以上になるそうだ。
あのガサツなアメリカだぜ・・・。
あのアメリカでさえ、ここまでやってる・・・。
 っと思ったら日本にもあった。
「住宅性能表示制度」とか言うらしい。
2000年から導入された。
但し、任意。
なので大手デベロッパーしかやってないそうだ。
 仕組みは一応、アメリカのに近いらしい。
設計の段階で審査に通ると「設計住宅性能評価書」が交付される。
その後、施工中に4〜5回検査がある。
この審査に合格すると「建設住宅性能評価書」が交付される。
正に専門機関のお墨付きらしい。

  • 三位一体

 良〜く、考えよ〜。
今だって検査機関はあるんだべさ。
国や地方自治体がお墨付きを出してんだべさ。
それ以上、どこを頼りにするのか?
消費者は「信用する」しかない。
って事はおんなじだべさ。
 そりゃ、構造的な問題だもん。
そんな一朝一夕に変わる訳がないべや。
見事な三位一体・・・。
政・官・民で幸せを分かち合う美しい仕組みだべさ。
導入された「何たらかんたら制度」は頼れるか?
考え難いべなあ・・・。
 やっぱ、自己防衛しかないべや。
これからマンションを買う時は中古に限る。
どうせ60年もの耐久性があるんだし・・・。
何度か地震に耐え抜いた逞しいヤツを買うに限る・・・。