メディアの雑感22

  • 「公共性」

遂に電波法改正案が出て来た。
日本の放送の「公共性」を守るんだそうだ・・・。
「公共性」ねえ・・・。
ライフドア・ショーをキッカケに急に湧いて出て来た感じ。
放送会社の「公共性」ってどうなんかね?
何か違和感あるなあ。
取ってつけたような理屈だよなあ。
当事者はどう思ってんだろ?
「公共性」なんて大上段に振りかぶって・・・。
恥ずかしく無いかな?
経営者・従業員を守る為にはなりふり構ってらんないか・・・?
守るべきは視聴者だべや。
これで外資は間接出資も含めて20%枠の規制がかかる。
ま、多分、外資はあんまり興味が無いとは思うけど・・・。

  • 新聞投書

強烈な投書があった。
しかも「ビデオ制作業」の66歳のヒト。
業界人じゃん。
意見はまったくの同感だった。
今の世間話・井戸端会議番組のどこに「公共性」があるのか?

私が感じるのは、公共性・社会性どころか、経営者も従業員も法と免許制度に守られた旧態依然の仕組みと既得権の中で、その自覚を忘れ惰眠をむさぼっているのではないかということである。

いや、まったくおっしゃる通りですだ。
一般小市民から見たら常軌を逸した世界に見えますだ。
ぬくぬくと浮世離れした生活して何が「公共性」か?
だからこそ、ホリエモンへの応援が多いんじゃない?

もっとも外資から守るべき視聴者も危うい。
これだけ「低俗番組」を刷り込まれちゃうと、もう落とせない。
やっぱ、ヒマなヒトがいた。
「週刊束洋経済」の記事に数字が出ていた。
某日の某テレビ番組を調べたらしい。

    1. 教育・・・・・1%
    2. 教養・・・・・3%
    3. 報道・・・・・20%
    4. 娯楽・・・・・76%

ま、ほぼ予想通り。
報道の20%ってのがちょっとクセモノだけど・・・。
番組の大半はタレントの仲間内のお笑いシラケ番組。
それと並んで、暴力・殺人・セックス・残虐シーンのオンパレード。
日本人は「3S」に洗脳され尽くしているという。
「3S」=スポーツ・スクリーン・セックスだそうだ。
やっぱ、どこに「公共性」があるのか?と言ってる。
記事には「低俗番組に国民は興ざめしている」と書いてあった。
そうだべか・・・?

  • 「報道番組」

これが又、危うい。
民放のニュース番組なんて20%もありゃしないわよ。
純粋なニュースは1%くらいじゃない?
それもCMの合間に申し訳無さそうに押し込まれて・・・。
時々、途中でぶち切られたりする。
とっても報道してますって言えたモンじゃなかんべ?
それと平日の17:00〜19:00くらいの時間。
何だ、ありゃあ?
昔はこの時間は子どものアニメばっかだった気がする。
少子化の影響か?
大人向け報道のフリをしたエログロナセンス番組ばっか。
報道特集」とは名ばかりの「低俗番組」がズラリ。
「深夜の渋谷」がど〜の「覚せい剤」がど〜の・・・。
興味本位で子どもを煽ってんじゃん。
呆れてしまう。
やっぱ、マスゴミがどんどん日本の社会を悪くしてると思う。

  • 泥仕合その後

MHKと旭新聞の泥仕合は休戦期に入ったようだ。
でもお互いの不祥事報道はチカラいっぱい取上げる。
すごい粘着性だ。
ま、夏の甲子園を楽しみに待とう。
ここんとこ、あずましくないのは「社説」を使った泥仕合。
旭新聞が産径新聞にケンカを売ってる。
そもそもが今度の中国の騒動の1因でもある「教科書問題」
問題の教科書の出版社「扶桑社」はブジサンケイグループ。
身内だもん、守るに決まってる。
そこでレフトポール際の旭新聞がいちゃもんつけた。
いちゃいちゃ。
するとライトポール際の産径新聞も社説で反撃した。
「旭の社説は自由な言論を封殺するものだ」
そいで、今度は旭の反撃。
「「封殺」の意味をご存知か」と来たもんだ。
「産径こそ、旭を集中的に批判してばっかじゃないか」
ったく。
ばあ〜か!
紙面を私物化しやがって・・・。
カネ払ってんの、誰だと思ってんだ。

  • 困った時

流石の我が家も最近はテレビをつけなくなった。
決してテレビが嫌いじゃない嫁さんでもとっとと消しちゃう。
それほど内容が低下してるんだろう。
くだらなさに腹が立ってくる。
FM横浜」で湘南のローカルな話でも聞いてる方が落ち着く。
ラジオは常に流れている気がする。
それでも夜はテレビをつける。
ラジオを聴きながら夕めしってえのもナンである。
防空壕でもあるまいし・・・。
ところがホンットにロクな番組が無い。
我が家の合言葉。
「困った時の12チャンネル」
ここんちは大概、大外れはない。
旅行記や温泉・美味いもん食べ歩きが多い。
罪が無い。
そもそも12チャンネルと言えば昔からチャレンジャーでもあった。
いろいろ斬新なアイデアで番組を作っていた。
でも、ちょっと当ると他局にごっそりパクられる。
可哀想な12チャンネルなのだ。
我が家は結構ファンである。