メディアの雑感38

  • 松本っつぁん

 毎日、必ず読んでるメルマガがある。
NET証券の「マネックズ」から届くメルマガである。
夜、その日の市況を眺めるのが趣味で・・・。
んなあ〜んてこたあぜんぜん無い。
「松本太」社長のコラムを読むためである。
 ”松本太のつぶやき”ってなタイトルである。
社長はこれをライフワークにしてる。
なかなかラクじゃ無いと思う。
海外出張先からでも、毎日必ず”つぶやく”んである。
毎日続けることの大変さは想像に難くないべ。
 今では、何となく「ヒトとナリ」が浮かんじゃう。
会ったこともないけど、アタマの中にイメージが出来上がっちゃった。

海水のプールで泳ぐのが好きで、皮底の靴じゃないと窒息しちゃう。
洗練された自動車より、キカイ式のクルマを転がす方が好き。
ニューヨークでブイブイ言わせてたのに、寿司と蕎麦と日本酒が好き。

面白そうなキャラである。

  • 自殺

 その松本っつぁんが”自殺”について、ちょいと触れた。
ちょいと抜粋。

 人は真似るものです。誰もが知ってるように、赤ん坊は言葉も仕草も、全て周りの人を真似ることによって学んでいきます。
 〜(中略)〜
 翻って昨今の日本に於ける報道を鑑みるに、少々疑問に思うことがあります。
「真似されるべきでないこと」に関する報道のあり方についてです。例えば子供の自殺の問題。あれは似た環境にいる同世代が自殺を選んだことを知った子供が、「あぁ、そう云うのもありなんだ」と思って安易にその道を選んでしまっていると云うことはないでしょうか。
 〜(中略)〜
 自殺の事実とその環境の紹介だけの報道では、更に同様の悲しい事故を増やしてしまわないでしょうか。
難しい問題です。しかし大切なものは何かと云うことを、社会はもっと考えるべきではないでしょうか。

 おお〜っ!
やっぱ同じように感じるヒトがいるんだ。
まったく同感だべさ。

 ず〜っと、マスゴミの取り上げ方はおかぴいと思ってた。
何でもかんでも”ダボハゼ”みたいに喰いつく。
まったく見境がない。
これじゃ、全国津々浦々にブームを広げちゃうべや・・・。
煽ってるとしか思えない。
 不思議だった。
いったい何を考えて報道してるんだべ?
ってゆ〜かあ、ちったあ何か考えてんだべか?
”いじめを放置したガッコが悪いっ!”
教育委員会文科省も問題だっ!”
っとか思ってる・・・とも思えない。
 要するに、興味本位の視聴率目当てなんだべな・・・。
この事件の裏側はど〜のとか、背景がこ〜のとか・・・。
何とか売れるネタに仕立て上げちゃえって雰囲気である。
きっと、マスゴミの数が多すぎるんだべな。
もっと淘汰されてもいいかも・・・。
新聞も、テレビも半分ありゃ十分だんべな。

  • お節介

 我が家は、旭新聞をとってる。
ここんとこ朝刊で、気になってる事がある。
”いじめ”についての著名人のコメントを載せたコーナーである。
毎朝、1面にで〜んっと載ってる。
 「いじめられてる君へ」
「いじめてる君へ」
ってな2つのタイトルになってる。
”優しさを・・・”っとか、”勇気を・・・”っとか・・・。
 大きなお世話だべさ・・・。
他人にとやかく言われるこっちゃないべやっ!
コメントしてるヒトビトだって、他人に教わった訳じゃないべやっ!
自分で味わって、覚えてきたんだべさ。
それを知らん顔のフリして、注意深く見てるのが親だべさ。
世の親たちは、ちょっと怒った方がいい。
「バカにすんじゃないよっ!そんなこたあ親の仕事に決まってるべやっ!」

  • 駐在さん

 同じ旭新聞に奇妙な記事が載った。

「命守る最北の駐在さん」 ― 自殺未遂者の救出、今年だけで7人

北海道稚内市宗谷岬の駐在さんだとか・・・。
北の果ては自殺が似合うらしい。
 今月もヒト助けをしたとか。
岬で排ガスをホースで車内に引き込んでるクルマを発見したそうな。
窓をガンガン叩いた。

「ドアを開けろっ!おいっ、家族が心配してるべやっ!」

おお〜っ、懐かしいっ!
これぞ、本場の北海道弁だっ!
 この自殺未遂者は24歳。
北の果てまで来て、思いつめたらしい。
でも、動機は”いじめ”でも何でもなかった。
この男は、母親を刺し殺して逃げてきた犯人だった・・・。
 ん〜ん、びみょ〜・・・。
この記事の意図は何だべ?
”自殺ブーム”関連ってなつもりだべか?
まさか”お手柄”だなんて言うつもりじゃないべな・・・?