珍しくもない本の雑感91

 【<満洲>の歴史】

 よく、「満州」って書かれてる。
簡略化も間違いじゃあにゃあ。
でも、正しくは「満洲」なんだそうな。

”というのは、「満洲」は地名ではなく、民族名であり国名でもあるかである。”

 おっと!
初っ端から、ガツンと来たで。

”こんな事を知ってるヒトは相当な「満洲」通だ。
多くは地名と思ってる。”

あたっ!

「ひゃあ、多くで悪りぃっけなあ!」

ってんで、ハマった。
 なかなかのモンだと思った。
こんな小っちぇえ本に、こんだけ盛り込んだ。
これ以上、何も要らにゃあ。
って気がするくりゃあ・・・。

「ひゃあ、こいつはすぎゃあかも・・・」

  • 戦中

 著者は戦中生まれ。

【小林英夫】 1943年東京生まれ
東京都立大法経学部卒、同大・駒大を経て早大教授

何となく頷ける。
キャリアさんとは、ちと違う香りが・・・。
アドレナリンたっぷり!
ってな印象。
 全く、偶然めっけた。
古本屋の雑然とした棚に、この本はあった。
講談社現代新書」だった。
この「満洲」って字が気になって手に取った。
値段が書いてにゃあっ!

「ひゃあ、値段がにゃあで。こや幾らだあね?」

 つい訊いちまった。
おっさん、焦って値付けした。
半額以下だった。

「ひゃあ、この内容でこの値段だらお買い得だで・・・」

 参考文献がすぎゃあ。
巻末に8ページぎっしり・・・。
ざっと数えても180冊以上ある。

「ひゃあ、これを全部読んだっつーこんだら?すぎゃあアドレナリンだべや!」