安心のフライトのこと

  • JAL

 今回のツアーは安心のJALだった。
何が安心なんだか、よくわかんないけど・・・。
今は経営が不安定だし、整備も怪しい。
株価も200円を割りそうである。
第2のパンナムか?っとか言われてる・・・。
 なのに、何故安心なのか?
CAに言葉が通じて楽だって事もある。
日本人CAなら過剰なくらいサービス精神旺盛だし・・・。
とりあえずニコニコしてくれるし・・・。
ウズベキスタン航空とはえりゃあ違いである。
(較べるなって怒られそう・・・)
 あとは愛国心かな・・・。
万一、飛行機が落っこった時を考えちゃう・・・。
どうせ落っこちるならJALがいい。
やっぱ、毛唐の飛行機で死ぬのはあずましくな〜い。
カミカゼ精神じゃい!

  • 「アネックス」

 やっぱ、日本の顔である。
成田の第2ターミナルはJALの本拠地である。
チェックインカウンターもいっぱいある。
どう見ても後から付け足したようなカウンターもある。
「Mカウンター」とか言ってた。
 離れのような風情だけど、ちょっとチープ。
カッコ良く言えば「アネックス」みたいな・・・。
きっと旅行シーズンのピークには活躍するんだべ。
確かに1〜2度、ピーク時に来た事もある気がする。
 今回はガラガラだった。
ま、ピークからはちょっとズレてるしねえ・・・。
スタッフも大勢いた。
よってたかって応対してくれる。
 ま、ヒマそうである。
みんな揃って、お茶挽いてる。
これって全部人件費だよなあ・・・。
客からは「サーチャージ」っとかも取ってんだよなあ・・・。

  • チェックイン

 チェックインの時に必ずリクエストする。
通路席」である。
いつも、ジャンボの座席を想像してる。
窓側から3席・4席・3席の配列になってる。
よく詰め込んだモンである・・・。
内側に座っちゃうとトイレに立つのが大変なんである。
 「通路側の席をお願いします」
「かしこまりました!」
ヒマだし、空いてるらしくて、すんなり請負ってくれた。
ところが・・・。
機材はジャンボじゃなかった。
もうちょっと小型らしく、窓側から2席・3席・2席の配列だった。
 「何だよ、これなら窓側でも同じじゃん・・・」
なんで客が通路側の席を希望してるか?
このヒトビトはそこまで考えとかなきゃいかんざき。
安心のJALなんだから・・・。
う〜ん、ヒトの質は危ういか・・・?

 喰いモンに不安はない。
やっぱ、安心のJALである。
いつも通り、「アサヒスーパードライ」をもらう。
一気に飲んで、すぐお代わりをもらう。
CAとの間合いを計りながらタイミングを調整する。
 食事が配られる時にはビールは空いてる。
今度は「赤ワイン」なんぞもらって、メシを喰うのである。
あわよくば、ワインも「赤」「白」両方のボトルをもらっておく。
機内で飲み終わらなくっても、ホテルの部屋で寝酒になる。
何てヤツだ・・・。
 普通、機内食は2種類用意されてる。
「ビーフ? or フィッシュ?」
って訊かれることが多い。
今回は「牛肉か、鶏肉がございますが・・・?」だった。
”う〜ん・・・、どっちも肉かよ・・・。”
っと思ったけど、しょうがない。
 きっとさっぱり系は鶏肉だべさ。
ってんで、チキンを選んだ。
失敗だった。
チキンはチキンでも、「チキンカツ」だった・・・。
アブラっこい・・・。
重たい・・・。
最近はすっかり「揚げ物」が苦手になってしまった。

  • 映画

 映画も海外旅行の楽しみの1つである。
「JL-723便」は新しい機材だった。
新しいビニールの新車の臭いが漂ってた。
フットレストもついてる。
ヘッドレストも可動式でシートサイズも大きめ・・・。
各座席にプライベートモニターがついた最新式である。
 早速、放映中の映画をチェック。
残念ながら、期待したような映画は見当たらなかった。
1番のメジャーが「ファイアーウォール」
イマイチ趣味じゃないんだけどなあ・・・。
あとはディズニーモノとか和モノとか・・・。
「県庁の星」なんかもあった。
 こうなるとアナ狙いである。
カンを働かせてマイナーでも面白い映画を探す。
2〜3つ、引っ掛かってきた。
「ラストホリデイ」
Vフォー・ヴェンデッタ
この辺かな・・・。
よっしゃあ、気合入れて観るど〜っ!

  • アナ

 何とか気合で3本弱の映画を観た。
「ファイアーウォール」と「Vフォー・ヴァンデッタ」と「ラストホリデイ」
「ファイアーウォール」は感激が薄かった。
”「ハリソン・フォード」もじ〜ちゃんになったなあ・・・。”
んなあ〜んて思いながら眺めてた。
ストーリー的にも新味に欠ける気がした・・・。
 「ラストホリデイ」は最後まで届かなかった。
「これより着陸態勢に入ります・・・」
ってんで、プツっと切られてしまった。
ま、でもあんまり悔しくない映画だった。
余命3週間を宣告された女性が巻き起こすコメディである。
 意外だったのは「Vフォー・ヴァンデッタ」
これは面白かったあ〜。
アナ狙いが当たった。
舞台は夜間外出禁止令が出る独裁政権下のイギリス。
仮面をかぶった主人公「V」が大暴れ。
発想が面白い。
この仮面の表情がヤに印象的だった。
今でもアタマに焼き付いちゃってる。
何か、得した気分っ♪