【B747−400】のこと【7/4】
- レトロ
もう古参の部類だんべ。
結構、使い込んだ機材だった。
黒光り・・・。
っはしてにゃあけんど、鴬張りっぽい。
離陸の時、伴奏がにぎやかだった。
「ガガガガガガガガ〜〜〜っ!バカンっ!」
お〜〜っ!
オーバーヘッドビンが勝手に開いた。
鴬張りに、自動扉か・・・?
賑やかなこんで。
「ひゃあ、なかなかぼっけえじゃ・・・」
ま、そんな事ぁ問題じゃにゃあ。
この雪隠詰めがたまんにゃあ。
周りを見渡してみた。
「ひゃあ、確かに通路側の席は全部ビジネスマンっぽいで!」
ほとんどがテーブルでパソコンを開いてる。
ツアー客は全員、雪隠詰め。
「ひゃあ、こりゃ旅行社の怠慢だあなっ!」
- 雪隠
嫁さんの隣はましだった。
少なくとも、パソコンは開いてにゃあ。
「ひゃあ、しょーがにゃあじゃ。申し訳にゃあけんど、何度でも雪隠に行かせてもらあだあね」
っとできゃあ声で言っとく。
ジャブだで・・・。
反対隣は堅そうな兄ちゃんだった。
足元に荷物がいっぴゃあ。
テーブルにパソコン開いて、資料のヤマ。
”ひゃあ、こいつをどかすなあ容易じゃにゃあで。しょろしょろしてんと、むっちまわあ・・・”
実際、堅かった。
体制は、ず〜〜〜っと変わんにゃあ。
メシの時だけパソコンを足元に移動する。
アルコールなんか全然飲まにゃあ。
機内食の写真撮ったら、奇異な目で見られた。
”っきゃろー。てめえと違って、こっちあバカンスなんでいっ!
興が醒めるじゃにゃあかっ!”
ふと素朴な疑問が・・・。
「ひゃあ、何でこいつらビジネスクラスで出張しにゃあだかね?」
エコノミーしか認めてくんにゃあ?
ショボい会社じゃにゃあか?