まおの食欲の雑感42
- 検査入院
午前中に嫁さんがお坊ちゃまを病院に連れてった。
もちろんクルマである。
ホントは明後日の予約だったんだけど結果的に早まった。
そのまま検査入院になった。
血液検査とレントゲン。
明後日の予定だった抗がん剤の投与もする。
夕方、嫁さんと病院で待ち合わせした。
お坊ちゃまのお迎え。
検査の結果も詳しく聞かなきゃいかん。
こんな日はベルサッサ。
職場の誰よりも早く事業所を飛び出した。
まるでユートピア並みの仕事ぶりである。
ま、ある面ユートピアだけど・・・。
- 急変
今日は「ドクターF沢」もゆとりがあった。
さすが平日はそんなに混み合っていなかった。
検査の結果を細かく説明してくれた。
2週間前の血液検査では全て異常無かった。
でも、今回は急変していた。
わずか2週間である。
そんなモンなのかなあ・・・。
やっぱドッグイヤーか・・・。
又、Caが上がっていた。
震えやケイレンはその所為だという。
心臓にも負担がかかるし、息もあがる。
水を良く飲んで薄いオシッコをジャバジャバする。
典型的な「高Ca血症」だという。
他にもコレステロールも高い。
BUNも高い。
貧血傾向も見える。
血小板は異常に低い。
検査値はガチャガチャだった。
前と同じ「上皮小体亢進症」だろうと言ってた。
- レントゲン
お坊ちゃまのレントゲン写真を見た。
多分、ほぼ全身の写真は初めてじゃないかな・・・。
何だか妙な気分だ。
あの毛玉みたいな身体の中にこんなのがあるのか・・・。
まるで動物のホネみたいだった。
肺はキレイだという。
特に異常は見当たらない。
但し、一箇所ニゴリがあるそうだ。
ひょっとすると感染巣かも知れないとか。
ここんとこ時々ヘンな咳をしていた。
よく鼻水も出てる。
風邪かな・・・とか思っていた。
やっぱ感染症があるかも・・・。
- 点滴
お坊ちゃまは点滴中だった。
「生食」を点滴して尿量を増やしてCaを落とす作戦らしい。
「生食」は「ナマショク」ではなかった。
「生理食塩水」の略だった。
これで少しは食欲が戻ると思うという。
もし、食欲が回復しなかったらもう一度点滴しましょとか・・・。
今日は抗がん剤も点滴した。
「オンコビン」である。
「思ったより寛解期間が短かったですねえ・・・」
前回は抗がん剤のダメージが大きかった。
毛がごっそり抜けちゃったし・・・。
「前回、あれ以上は耐えられない感じでしたからねえ・・・」
そう、仕方ないのだ。
「もう一度頑張りましょう」
それより他にないべな・・・。
- リンパ節
ノドのカタマリについて訊いてみた。
2年前のオペはカルテを見て思い出してくれたようだ。
「あの時のとはぜんぜん違いますね」
多分、再発によるリンパ節の腫脹だという。
特に慌てた様子もない。
「ミス・ジョイ」も触診した。
特カタマリに驚いた様子もない。
ま、こんなモンでしょって雰囲気である。
素人は心配しちゃう。
このままでかくなって破裂しないか・・・?
神経を圧迫して悪い影響が出ないか・・・?
そんな事を考えちゃう。
専門家が特に騒がない。
切るとも何とも言わない。
って事は抗がん剤で叩くっきゃないって事かな・・・。
- お代
今日のお代を見てひっくり返った。
しめて25,050円だった。
血液検査 6,800円
レントゲン 3,000円
抗がん剤 7,000円
点滴技術料 3,500円
投薬料 2,800円
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ずらっと高額が並ぶ。
しかも値引きまであった。
せめてものお心遣いだんべ。
もちろん保険は無い。
全額自費である。
医療費の高さを実感出来る。
いやあ〜、又この世界が始まるんだ。
カネがかかる・・・。
ま、きっとどっかから回ってくるべ・・・。