「エイヒレ」のこと 【1/26】
- 餌付け
ビルにサイン。
一応、サインは全部するルールだった。
大量の喰い残し・・・。
忸怩たる思いだで・・・。
敗北感のまま店を出た。
「ま、腹ごなしに散歩でもすっかね・・・」
ビーチに行った。
「エイ」の餌付けをしてた。
そこそこヒトが集まってる。
ジモティの兄ちゃんがゲストに指導してる。
エサは生のマグロ。
「ひゃあ、握った方がいいじゃにゃあかね・・・」
兄ちゃんの周りに「エイ」が集まってる。
オネダリする。
兄ちゃんの足にスリスリする。
「エイヒレ」でまとわりつく。
「良く慣れてんなー。何だか可愛いモンだで」
- 「ジャックフィッシュ」
客にもやらせてくれる。
兄ちゃんが指導してくれる。
マグロを渡された。
「ぜってゃあ水の中に手を入れたままにしないこと!」
っと念を押された。
「へ?」
理由があった。
マグロは血が滴ってる。
この血の臭いで他のサカナも寄って来る。
中に「ジャックフィッシュ」ってえのがいるそうな。
こいつが獰猛で喰いつくとか。
「ひゃあ、手ぇ喰われちゃシャレんなんにゃあじゃ・・・」
コツがあるそうな。
「エイ」が泳ぐ進路で待つ。
寸前でマグロを持った手を水に入れる。
「エイ」の口元に・・・。
やってみた。
「Good job!」
何だか口の感触が可愛い。
足にすり寄る「エイヒレ」も可愛い。