続々・【鉄砲洲稲荷神社】例大祭のこと

  • 「入三」

 要するに「入船3丁目」。
ここは又、気合いが入ゃーってた。
「御仮屋」もがっつり。
「神酒所」もがっつり。
おっちゃんたちもがっつり飲んでた。
ちぃっと若げな衆が出て来た。

「あ、済みません。今日はライトが点けられなかったんで・・・。
明日にはライトアップしますから明日是非いい写真を撮って下さい」

 一瞬、思う。
何で今日はライトが・・・?

「いや〜、手探りで組み立てたもんで、わかんない事が多くてねー」

本当は「例大祭」は去年だった。
でも、「東日本大震災」の為に中止。
結果的に久々の「御仮屋」登場になったらしい。
 間が空くと忘れる。
しかもヒトも少なくなってる。
っつか、マンションの住人がどんどん増えてる。
元々のジモティが減ってる。
特に若手は貴重な存在らしい。

「でゃあてゃあこの辺りじゃ一軒家が少にゃあもんなー」

  • 四方山話

 しばし話し込んだ。
圧倒的に人手不足らしい。
ちょっとでも人手が欲しい。
だから誰でもお神輿を担げるそうな。
申し込めば法被も貸してくれる。
洗濯代だけ負担すればOKとか・・・。

「う!ちぃっとグラッと来るなー」

 訊いてみた。

「良く『神輿を担ぐ会』同士がケンカになるとか聞いたこんがあるけん・・・」

そりゃ「浅草」とかの話だという。
この辺りの神輿は全然違うそうな。
更にこの人手不足。

「担いでくれるヒトは誰でも大歓迎ですよー」

 「入三」はまだいい方らしい。
とりあえずお神輿を担げるメドはついてる。
深刻な町内もあるらしい。
それはそれで助っ人に来てもらうそうな。
まさに「浅草」とか「深川」の衆。

「確かに『明石町』なんか、【聖路加病院】っきゃにゃあもんなあ・・・」