アレキサンドリア観光雑感

  • ローマ円形劇場

エジプト初日の観光はアレキサンドリアのローマ円形劇場から。
咲き始めたジャカランダがムードを盛り上げてくれる。
ローマのコロッセオと較べたりしてはいけない。
敷地内にアレキサンドリア港で最近発見されたという石像がゴロゴロ転がっていた。
トルコでも感じた事だが、国の経済力と史跡の保存・維持力はパラレル。
歴史的価値を知ってしまうと尚更複雑。
劇場のはずれの方で警官の制服を着た男が手招きしていたがシカトした。
くわばらくわばら。

ローマ時代の地下墳墓だそうだ。
あまり気持ちの良いものでは無いが、良くこれだけのモノを作ったもんだと感心。
当時の人たちの法事の説明などを聞くと興味深い。
人間って2〜3,000年の間、大して変わって無いなと思う。
カメラ・ビデオ持込料を取るとかセコい事を言っていたが誰も持ち込まず。
ターバン姿の係員が預かるそうだが、添乗員のエツコさんからストップ。
「保障出来ませんので、私がお預かりします」大変である。
あちこちの観光地にこう言うセコい制度があってうざい。
本気で観光産業に取り組む気持ちがあるのか?と思う。
素朴な疑問でここにあった遺骨はどこへ行ったのか?聞いてみた。
「心配しなくて大丈夫、遺骨は神聖な別な場所にちゃんと安置してます」
とスルーガイドのアブドさん。
いや、別に心配はして無いんだけど・・・。

  • ポンペイの柱

案の定、イタリア・ナポリ近くののポンペイとは全く関係無いとの事。
高さ30mの花崗岩の柱は見応え十分。真下に立つと圧倒される。
丘の上の敷地内に小振りなスフィンクスなど石像も多くあって眺めも良い。

  • カイトベイの要塞

古代ファロス島の大灯台跡に建てられたとの説明。ふ〜ん。
でも海に面して景色はとてもキレイ。この先にはギリシャ・イタリアが・・・。
要塞に登ったらジモティの一族5〜6人に取り囲まれた。
一緒に写真を撮ろうというので、ツアー仲間も参加して大騒ぎ。
ふ〜ん。結構フレンドリーじゃんと思った。

  • グレコ・ローマン博物館

現存する唯一のクレオパトラ頭像がある。
その他、興味深いギリシャ・ローマ時代の遺物がてんこ盛り。なかなか面白い。
もうちょっと時間が欲しかったかな。

  • エジプト料理

昼食は海に近いセシルホテルのレストランでシーフード。
味は、ん〜〜〜〜ん、独特。
ビールは地元の「ステラビール」と言うのが500mlで20£E(約390円)。
現地にしたらトンでもない値段だろうな。味は、ん〜〜〜〜ん。