続・【梅の花】のこと

  • 創作

 基本的に創作料理。
あんまし伝統にゃあ拘んにゃあ。
【名物とうふしゅうまい】は当りっ!
イケてた。
ただ、懐石っつーよか、居酒屋メニュー。
でも全然オッケーっ!
 【蓮根饅頭】。
惜しいっ!
創作料理としてイケそうな寸前。
饅頭が米粉だった。
これが重てゃあ。

「ひゃあ、何かひと工夫したらイケそうな気がすんで・・・」

 【ふく福緑豆豆腐】登場。
「桜えびのあん掛け」ってえのは魅力。
如何にも美味そう。
ちと期待し過ぎたかなー。

「ひゃあ、桜えびがショボいっ!今だらバリバリの由比の新モノが出てんべやー」

  • バイト

 【旬の野菜天婦羅】登場。
さすがにこりゃあ差を感じた。
天婦羅は温度が命。
残念ながら、こりゃあ外してた。
きっと低温ミス。

「おー、初めて外したなー。こりゃあ揚げが甘みゃあで・・・」

 当然だけんど調理場はバイトだんべ。
一応板さんはいるべ。
でも、周りはバイトと新人。
これを躾けながら切り盛りする。

「ひゃあ、容易なこんじゃにゃあで・・・」

 でも、バイトもそこそこになる。
学業と店と、どっちが本業だかわかんにゃあ。
そのまま店を持つ衆もいるそうな。
っつーくりゃあにそこそこ料理上手になっちまあ。
どの料理もそーだった。
ぜってえ無難に出来てる。
かつオトナ目線も外してにゃあ。

「ひゃあ、先行き恐るべし!」

  • 重量級

 基本的に懐石。
しかも豆腐と湯葉がメイン。
こりゃあ身体に優しくっていいじゃ!
でも、終盤が重かった。
終盤は【旬の野菜天婦羅】。
それに続く【湯葉グラタン】。

「ひゃあ、ここに来て重んめ〜っ!」

 【若布のお吸い物】でホッと・・・。
〆のご飯。
【あさりと筍の炊き込み御飯】。
まさに旬。
全然オッケーだった。
わっかりやすい味。
ヘンに凝ってにゃあからいい。

「ひゃあ、こっちの気構えがでんでん違あよなー」

 女性に人気。
でも結構なボリュームだった。
ご飯の頃には腹がパンパンだった。

ひゃあ、これ完食したら危にゃあらっ!」

喰ったけど・・・。

  • デザート

 ラストだで。
苦ぴいっ!
明らかに喰い過ぎっ!
でもデザートは別バラっ!
【デザート二種】。
「豆乳苺アイス」はまんま。
予想通り。
全然オッケー。
 珍しいモンに出会った。
「薔薇ようかん」。
初めて会った。
確かに薔薇の香りがする。
案外イケてた。

「ひゃあ〜、良く喰ったあ〜〜っ!」

 人気があるのもわかる。
この値段でこの内容。
コストパフォーマンスは高きゃあかも・・・。
スタッフも頑張ってた。
あんだけの品数をストレスなく出した。

「ひゃあ、悪くにゃあで。【☆2つ半】はイケるべー!」