小市民のつぶや記
珍しくもない本の雑感76
【日本の黒い霧】
- お初
実は、このヒトもお初だった。
っと思う。
乱読の中に紛れていたかも知んないけど、記憶にない。
大御所「松本清張」
やっぱ、へそ曲がり根性だったのかも・・・。
この本は、何かの書評で紹介されてた。
っでなければ、きっと買ってこない。
「日本の黒い霧」
帯がすごい。
―衝撃のノンフィクション―
戦後日本で起きた怪事件の数々、その背後にある
恐るべき米国の謀略を暴く
- 期待
あの有名な、あのヒトの作品だもん・・・。
そりゃ、期待しちゃうべや。
推理小説もハマれば結構面白い。
きっと、ハマれるんじゃなかんべか・・・。
ところが・・・。
ダメだった・・・。
ど〜も、趣味が合わないらしい。
全然、ココロが波立たない。
文章から、ときめきが生まれない。
ハマれるどころか、すぐに気絶しちゃう。
2駅ともたない・・・。
そのまま本が電車の床へ・・・。
どかっ!
あ〜、恥ずかしっ・・・。
- 構成
ものすごい努力で一応、斜め読み。
構成は、戦後日本で起きた怪事件。
この12の事件を解説。
未公開情報を収集して、独自の推理を展開する。
あ〜、しんどかった!!
- ジャーナリスト
「松本清張」は「旭新聞」に勤めていたそうな。
やっぱ、ジャーナリストなんだ・・・。
特ダネを追っかける記者のDNAが透けて見える。
ちょっと納得・・・。
戦後のGHQ占領下の日本。
怪事件は、GHQ内の事情に起因してるとか・・・。
事情は、内部抗争だったり、アカ狩りだったり・・・。
そしてカネに飢えたセンセイ方・・・。
ま、不思議じゃない。
何があったっておかしかないべや・・・。
そっか・・・。
ハマれない理由がわかった。
この時の状況は62年後の現在もず〜っと続いてる。
占領下状態は何も変わってない。
だから、全然意外性がないんだよなあ・・・。
せっかくの思い切った推理だったんだろうけどなあ・・・。