気の毒な雑感Ⅱ

  • 男子マラソン

やっぱギリシアか。
と言われてもしょうが無い。
前科モノを防げなかった謗りは免れない。
先頭を走っていたブラジルの選手は気の毒だった。
しかも殊勝だった。
「気にしてない。メダルが取れて嬉しい」
なかなか言えないよ。
小市民的にはこのセリフだけでも金メダルに値するんだけど・・・。
ドーピング失格の選手の金メダルだって取り戻せないのに。
別に金メダルが2人いたって良いじゃねえか?

  • とばっちり

もう1人気の毒なのは優勝者。
ひょっとしたら何も無くても優勝したかも知れない。
でも世界中からタナボタ金メダルとしか思われていない。
最初から話題は圧倒的に銅メダルのブラジル選手に殺到している。
優勝者の影の薄いこと。
優勝のゴールインも「良く喜べるわね」みたいな眼で見られていたし・・・。
本人も何が何だか事情が分からなかった可能性もある。
事情を知ったらさぞ後味が悪かっただろう。
気の毒を絵に描いた様なヒトである。