エジンバラへの雑感

  • 成田集合

きっちり集合時間10分前に到着。
添乗員は新米では無さそうなトモコさん。
青森出身で、昔オーストラリアに2年ほど遊学していたと言う。
半分、空気の抜けた話し方が独特である。
ユニークなテンポと相俟ってとても癒される。
参加者は26名。
ん?
このツアーは25名限定だったはずだが・・・。
な〜んて突っ込みを入れるヒトは誰も居なかった。
見渡したところ、害の有りそうなメンツは見当たらない。
平穏無事な旅が出来そうだ。

  • 民族系飛行機

やはり有り難い。
普段見慣れた制服姿は安心感がある。
喰い物も美味いし、ビールはアサヒスーパードライがふんだんにある。
昼食は豪華だった。

  1. 鶏釜飯御飯
  2. 野菜寄せ・蓮根金平・鶏団子
  3. 野菜の焚き合わせ
  4. 豆乳プリン

夕食は和洋折衷。

  1. ペンネパスタミートソース
  2. 地中海風野菜のマリネ
  3. 稲荷寿司・味付け蓮根・桜漬け
  4. フルーツ
  5. ミルクブレッド

映画も吹替えか字幕が付いている。
外資系飛行機の映画はこうはいかない。
せいぜい英語字幕までしか無く、虫食い状態になってしまう。
全部が分からないと何と無く欲求不満が溜まる。
美味いビールを飲み、映画も6本も見た。
クイール」があった。
以前からこれは見まいと思っていたのに、見てしまった。
やはり見るんじゃ無かったと後悔した。
やはり苦手である。
気のせいかも知れないが、客層が変わっている様に感じた。
家族連れが多い所為か、品無く思い切りリクライニングする御仁が居ない。
満席にも拘わらず不自由する事が無かった。
快適な空の旅であった。

  • 英国国内線

ロンドンヒースロー空港からエジンバラに乗継ぎ。
ブリティッシュミッドランド航空(bmi)と言う国内線だ。
如何にもイギリスらしく、紅茶とショートブレッドの機内サービスだ。
紅茶は熱いと言う事らしいが、全員に紙コップ2枚重ね。
ん〜〜〜ん。
自然保護で有名なナショナルトラストが名を馳せている国なのに・・・。
何だかちぐはぐな・・・。
空港ランディング直後に機内に大きな声が響く。
何かと思ったら神経も腹回りも太い女性がケ−タイを掛けている。
「ハ〜イ、××○○□□・・・」
周囲の外人さんも眉を顰めていた。
当の本人は周囲の眼なんぞ気にならない様子。
大きな声で話し続けている。
厚顔無恥は世界的傾向になっている事を知った。

遂に足を踏み入れた。
スコットランドだ。
気温は20℃強だったが肌寒い。
気温の割に乾燥している為だと言う。
一面の牧場、牛、羊、真っ赤に色付いたナナカマド。
何だか北海道みたいじゃん。
あちこちにピンクのヤナギランが群生して一面の緑に色を添える。
水は硬水ながら抜群に美味いそうだ。
スコッチが出来るのはこの水のお陰なんだそうだ。
腹を壊さない程度に恐る恐る飲む。
まだ、5月のトラウマが消えていない。

  • 「ラディソンSAS・エアースキャッスル」

今日の宿泊は古城「エアースキャッスル」の敷地内に造られたホテル。
何ともオシャレである。
古城そのものもホテル別館だったと言う。
今は使われていないが、食堂など見学が可能と添乗員のトモコさん。
入口のインターホンで呼べば本館から遠隔操作でドアを開けてくれるとか。
ここは連泊なので明日にでも行ってみよう。
予想に反して部屋のアメニティーは全部使い捨て。
石鹸もシャンプーも全て小分け包装だ。
ドイツ圏とはえらい違いだ。
良かったらタオルはリユースしてくれ、と書いてあったが・・・。
何だかな〜。
気持ちが盛り上がらないなあ・・・。
有名なナショナルトラストが自然を守る国の割にはちぐはぐだなあ・・・。

  • 湯沸しポット

イギリスはホテルに必ずお茶する道具があるそうだ。
その代わり冷蔵庫はまず無いと言う。
文化の違いなのでしょうが無いが、ビール党には辛い。
又、バーで氷をもらってくるっきゃ無いか・・・。
ポットの所為かどうか、イギリスのホテルは抜打ち避難訓練があるとか。
従って非常口・避難経路だけは確認して置く様に言われた。
半分避難訓練を期待していたが、今回は遂に無かった。

  • 和食の夜食

21:00でも全く明るい。
日本時間では朝の5時である。
夕メシをしっかり喰うほどでは無いし、疲れもある。
部屋で持参の「アサヒスーパードライ」を飲む。
つまみは持参の「サンマのカバヤキ」
仕上げは持参の寿司セットだ。
どうしようも無く日本人である。
明日はエジンバラ市内観光だ。