世代問題の雑感Ⅳ

  • 「Y世代」

と言う言葉があるそうだ。
ふうううん。
初めて聞いた。
新聞によると米国生まれの言葉らしい。
日本で言う「団塊ジュニア」が米国では「X世代」と呼ばれるそうだ。
「Y世代」はその後に続く世代を指す言葉として登場したとか。
両親がそろって戦後生まれで1980年近辺に生まれた子供たち。
インターネットをはじめデジタル環境に育った。
バブルを知らない新しい価値観の担い手として期待されているそうだ。
堺屋太一氏の言う「成長を知らない世代」と合致するかも・・・。

  • 脱力・堅実

「X世代」と「Y世代」の調査比較が出ていた。

  1. 好きな街      X:銀座      Y:原宿
  2. 好きな店      X:高島屋     Y:丸井
  3. 休日の過ごし方   X:ショッピング  Y:インターネット
  4. 通販で買った物   X:航空券     Y:映画・コンサートチケット
  5. 百万円あったら   X:旅行      Y:パソコン・ソフト

「Y世代」の特徴は一言で言うと「脱力系」らしい。
バブルを知らないから買い物欲は強く無い。
ブランド志向もイマイチ。
なりたい職業のトップが公務員だそうだ。
でも続く2位は学者、3位は作家、4位は編集者だそうだ。
堅実派と創造派に2分されるのかな。
ついつい回りのヒトを思い浮かべてしまう。

  • 親を見る目

興味深かったのは両親の世代への評価。
簡単に言うと、「Y世代」の両親世代への評価は高いそうだ。
「違う価値観に対しても寛容」とか「マナーを守る」とか「好奇心旺盛」
「物事を良く考える」などの評価もあったとか。
反面「X世代」との比較なので、こちらの両親評価は芳しく無い。
ふうううん。
更にパラサイトに否定的、持ち家はローンで買う積りのヒトが多かったそうだ。
パラサイト生活の挙句、家は相続すれば良いと言う考えの世代と対照的。
ホントだとすれば何だか頼もしいなあ。
若い衆を大事にしなきゃいかん。