カイロ市内観光雑感

正面にパピルスとハスの花がある小洒落た池が配してある。
何とも言えない茶色の建物。
入館すると最初にかの有名なロゼッタストーンのレプリカがある。
本物は大英博物館に保存されているとか。
有名なツタンカーメン王のマスクなど収蔵品25万点は流石に見応えあり。
どの像も水晶とガラスの象嵌で実にリアルな目が作られている。
とても夜来れる所じゃ無い。
古代エジプト人は何でもミイラに仕立てたそうだ。
牛・馬・犬・猫・鳥ワニ・ヘビなどのミイラも展示されている。
ヘビのミイラはレントゲン写真が添えられていた。
ゴボウと間違われない為か?
博物館の庭で本場のフンコロガシに会った。
幸運の使者、これはウンが良い、はずだった。

  • ミイラ特別室

別料金40£E(約720円)を払って、ミイラの特別室にも入場。
いくら空調して管理が大変とは言え、小学校の教室程度の部屋を観てこの値段?
90歳以上の長寿だったと言われるラムセス2世をはじめ、11体がある。
歯や爪や髪の毛まで残っていて、鮮度が良いと言うか、生々しいと言うか・・・。
ま、いずれにせよあんまり気持ちの良いものでは無い。
部屋の中で係員が「静かに」「しゃべるな」と言い続けており、一番うるさかった。

  • フラッシュ撮影

エジプト考古学博物館をはじめ、フラッシュ禁止は多い。
基本的に撮影はOKと言う所が多かったが、欧米人は少し感覚が違う事に気づいた。
我々、小市民は素直にストロボをオフにして、何とか手ブレを抑えようと悪戦苦闘。
彼らはまるでお構い無しだった。あちこちでバシバシ光る。
「何度言ったら分かるのよ!」と半狂乱の係員とイタチゴッコである。
それでも動じる様子が無い。
妙に感心させられた。
フラッシュと言えば、昨晩、観たピラミッドとスフィンクスの光と音のショー。
彼らはバシバシフラッシュ撮影していたが、写ると思ってるんだろうか?
それともムードを盛り上げる為の演出とか?

  • 昼食は水上レストラン

ナイル川に浮かぶ「フィッシュボート」という名のレストランで昼食。
フィッシュボートなのに何故かメニューはチキンキョフテ
ま、ヤキトリのでかくてガサツなヤツ。
デザートはビュッフェ。味は、ん〜〜〜ん。
この調子で行くと、かなりダイエットが出来そう。
給仕の男が妙に沢山いて、まとわり付いて鬱陶しい。
「友達」とか言いながら紙ナプキンを何度も持って来る。
デザートをてんこ盛りに持って来てくれたり。バクシーシ(チップ)期待か?

  • トイレチップ

アドベンチャー系の旅行なので当然だが、食事の前にはどうしても手を洗いたい。
そうで無くても何となく衛生面は不安。
レストランに行くと全員がトイレに直行する。
すると待ってましたとばかりにチップ回収人がいる。
折角手を洗った後であの醤油で煮締めた様な紙幣を触るのが堪らなくイヤだ。
うざさ倍増である。
いつしか、トイレチップは先払いになり、回収人は便所乞食と呼ばれる。

  • ハーン・ハリーリバザール

5/2は預言者マホメッドの誕生日で休日。
事前情報で、バザールはほとんどの店が開いていない事が判明。
ツアー最終日に又、カイロに戻って来るので、その時に行こうと言う事に。
エジプト到着以来、4/30(金)〜5/2(日)は3連休だったんだ。
今日は午後からホテルに戻り、全くフリーとなった。