カイロ空港の雑感

  • 機上からの景色

生まれて初めて足を踏み入れるアフリカ大陸が次第に大きくなって来た。
荒涼とした砂漠の景色からだんだん町並みらしき景色に換わって来た。
が、どうも何か違和感がある。街の色が砂漠と同じだ。
街全体がパウダーを塗した様な色をしている。

  • 入国審査の係官

6:30カイロ到着。
入国審査の係官も早朝で暇なのか、同行のメンバーのおばさんをからかっている。
ボーディングカードの半券を見せろとか訳の分からん事を言ってる。
こちらはそれ程暇じゃ無い。

  • 北緯30度

季節のせいか、思ったほど暑く無い。
日本の屋久島と同じ緯度と聞いて、ま、そんなもんかなと言う気はした。
が、甘かった。後で思い知ったが、エジプトの陽射しは生半可では無い。
気温よりも正に突き刺す様な陽射しはなかなか手強い。
帽子・サングラスは必需品、女性は大きめのスカーフが大活躍していた。

  • 両替

通貨はエジプトポンド(£E)で、レートは1LE=約18円。
この1〜2年でエジプトポンドのレートは半減以下になったとか・・・。
後から思うと妙に納得。
1£Eの1/100が1ピアストルという単位で旅行者にはあまり縁が無い。
たまに手に入るとあまり流通しない為か、きれいな紙幣が多かった。
紙幣のキレイ度がその国の経済力とパラレルと聞いた事がある。
50ピアストル以上は醤油で煮締めた様な紙幣ばかりでなるべく触りたく無かった。

  • トイレチップ

添乗員からトイレには必ず係りの様な顔をした人がいると説明があった。
50ピアストル(0.5£E=約9円)をチップで上げる様にと案内があった。
中国など他国でもあった事なので愉快では無いが従う事とする。
が、ここのはえげつない。
欧米人観光客も多かったが、だれかれ構わず「ワンダラー」と言って手を出す。
ダメモトで要求して1ドル、又は1ユーロが手に入ればめっけもの。
10倍以上の効率と考えているらしい。
帰国の寸前までうざい存在だった。