癌スケ追撃 10日目

・ご時世
今日も又、寝不足。
元々気持ち悪い。
頭から、胸までモヤモヤしてる。
食欲、ゼロ!
昨晩は早々に晩メシギブアップ。
20:00にミノムシになった。
ところが…。
「っせーなーっ!」
何やら、喧しい。
どーも、隣の部屋らしい。

隣も個室。
でも、でかい話声が響く。
「っかしーなー!完全看護なのに…。」
声のでかさが尋常じゃない。
その内、言い争い。
怒鳴り声。
「何やってんだ!スタッフは?」
でも、どーしよーもないんだべな。
手に負えないんだべ。
場面が想像出来る。
「ご時世だで…。」

そー言えば、思い出した。
耳鼻咽喉科診察の時。
処置室前で順番を待ってた。
前のご仁が長い。
何やらねちねちとやってる。
声が外に筒抜け。
「O上先生に伝えて欲しいんだけど…。」
上から目線だ…。
「紹介してくれた病院だけど、あそこだけは御免だからね。」
相手してるのは、T邑先生らしい。
「患者の質は悪いし、何でも金だしさ、絶対に嫌だからね。」
先生も困るべなー。
f:id:maosuke1225:20160612200331j:plain
〈そら〉
・やー
午後から、嫁さんが来てくれた。
ご苦労さんだで。
遠いところ、荷物担いで…。
着替えやら、郵便物やら、結構多い。
「とりあえず、流れに遅れずに済むで。」
助かる。
しかもバスで来た。
家からは2度乗り換え。
所要時間一時間。
ホントに、ご苦労さんだで。

クルマなら約40分。
でも、バス。
理由は2つ。
1つは、運転が面倒い。
特に駐車が嫌いなんだと。
それも、マンションの駐車場が嫌い。
外の駐車はどーって事ない。
マンションの立体駐車場はベツモノらしい。
「イマイチ、理解出来んなー…。」
もう1つの理由は、そのままJRに乗る。
時間が有効に使える。
ま、わかりやすい。
「こっちの理由は、大賛成だで。」

今日は、アボカドのスープが届いた。
スペシャルカロリースープ。
痩せないように…。
「有難いこんだで!」
前回は、ホワイトアスパラスープ。
これも旨かった。
体調も戻りつつある。
「私が来ると、いつも調子良さそうじゃ?」
「不思議だあね…。」
「そりゃ、やーしてるからだら…?」
……。
一瞬の間。
どっひゃ~~っ!
「いやあ、久々に涙が出るほど笑ったで!」