【海陽亭】のこと
大阪出張の時のこん。
新規開拓。
最近、出来た店らしい。
大阪事業所の責任者も気になってたそうな。
地下に潜ってく。
「何だべ?元はチェーン居酒屋か何かだったんかな・・・?」
なかなかいきゃあ店だった。
いきなし、ドーンとイケスがあった。
「こや、新鮮なサカナが喰えそうだで・・・」
基本は半個室。
小上がりが並んでる風情。
メニューがちぃっと変わってた。
馴染みのにゃあモンが並んでる。
姉ちゃんに訊いてみた。
「何だか、珍しい料理が多いけんど、ここんちのオススメは何だね?」
姉ちゃんが嬉しそうに答えた。
何でも鳥取でやってる店なんだそうな。
大阪に進出して来た。
ウリは地のサカナ。
やっぱお造り系がオススメだとか・・・。
「んじゃ、是非この『活イカ姿造り』をもらうべーじゃっ!」
姉ちゃん悲しそうな顔。
「申し訳ございません・・・。本日、入荷がございませんで・・・」
残念だなー・・・。
- 幻
楽屋裏はいろいろある。
しょんにゃあ・・・。
「んじゃ、お造りにもイカは入ゃーらにゃあだかね・・・?」
それは入ゃーってると言う。
う〜〜む。
難しい・・・。
珍しいメニューがいっぴゃあ。
「モサエビ」、「ノドグロ」、「オコゼ」・・・。
「アゴのちくわ」、「トウフのちくわ」・・・。
「砂丘ラッキョウ」、「砂丘長イモ」なんてんもあった。
「ちぃっと恐いもの見たさで、全部頼みたくなんなー・・・」
絶品があった!
〆のラーメン。
「鳥取素ラーメン」。
これがめっちゃ美味ゃあっ!
ヒデキ感激っ!
ホントのシンプルラーメン。
勝負はダシ!
サカナ系のダシが勝ってる。
「こりゃあ、めっちゃ好みだでっ!こいだけでも来た甲斐があったで!」
後日談もある。
大阪事業所の責任者。
やっぱ、「活イカ」が心残りだった。
その後も2回ほど行ったそうな。
でも、毎回反応が同じ。
「申し訳ございません・・・。本日、入荷がございませんで・・・」
結局、いまだに誰も喰ったこんがにゃあ。
それってオトリ広告っつーだでっ!
【幻の活イカ姿造り】
っとして神格化されつつある。
「こや、物珍しさで【☆2つ半】はイケるべなー」
いつの日か・・・。
「活イカ姿造り」次第じゃ【☆3つ】だって夢じゃにゃあでっ!
怒んにゃあから、いっぺん出してみれっ!」