更に・【東京湾華火大会】のこと

  • 場所取り

 とりあえず「野球場」を目指す。
でも、やっぱ遅かりし。
既に「満員」の看板が出てた。

「ま、しょんにゃあ。これ以上早く来る気ゃあしにゃあで・・・」

到着時間は17:30。
次席は結構、空きがある。
っと思ったらそーでもにゃあ。
ビニールシートが結構敷いてある。
みんな、まずはビニールシートで場所を確保。
んで、どっかに避難してるらしい。

「ひゃあ、売店でカキ氷でも喰ってんだら・・・」

 どこがいい場所なのか・・・。
わっかんにゃー。
ま、テキトウでいいじゃ。

「こんだけ近きゃ、ぜってゃあ観えるで・・・」

次席エリアの中央付近に陣取った。
ビニールシートとクッションを敷く。
まだまだ暑っちぃ。
アスファルトが良く焼けてる。

「こや、完全に『岩盤浴』状態だで・・・。ビール飲むべ!」

 花火開始までまだ1時間半。
暑くてビールが美味ゃあ。
あっという間に2本目。

「この勢いだとビール全部飲んじまあじゃにゃあか?」

腹も減った。
ヤキソバも喰っちまあ。
花火の前に出来上がっちまいそう・・・。
充実したメシの時間になった。

  • ニンゲン模様

 ヒマだら・・・。
っと思ったら、そーでもにゃあ。
でんでん飽きなかった。
「マンウォッチング」がなかなか楽しい。
いろんなのがいる。
4畳半っくりゃあ場所を確保してあった「セクスィー部長」もどき。
大型クーラーボックスからピザまで用意。
どうやら小娘たちを招待したらしい。
給仕から、カメラマンまで大活躍。
垂れた前髪をかき上げながら・・・。

「見て見てっ!この写真ヤバいっしょ!バックにバッチリ花火が写ってるしぃ!」

小娘たちを相手に甲斐甲斐しい。
 近所に来たアベック。
全くの手ぶら。
花火開始直前。
ビニールシートもにゃあから気楽。
ちぃっとしたスキマに陣取った。
周りの衆がちぃっと白っぽい目で見てる。

「いいじゃにゃあか、別に侵略してる訳じゃにゃあし・・・」

っとか思う。
そのいと、オトコが飲み物を買いに行った。
オンナが1人残る。
居ずまいが悪そう・・・。
こーいた時は必殺ケータイ。
ある面、便利な道具かも知んにゃあなー。
 隣の島にお相撲さん発見。
ん?

「何か、あのお相撲さん見たこんがあんなー」

そーだった。
同じマンションに住んでるヒトだった。
ちょくちょくエレベーターで一緒になる。
びんつけ油の香りが心地いい。
ある時は、奥さんと子どもとお出掛け。
ある時は、ゴルフバッグ担いでた。

「有名人じゃにゃあらけんど、こんなとこに住んでゴルフとか行けるんだ・・・」

っと妙に感心。
ルーシートの端っこに座ってる。
後ろのヒトに邪魔にならんようにか・・・。
きっと悪いヒトじゃにゃあ。