【牛恋】のこと
- 神田
守備範囲だで。
サラリーマンの見方。
リーズナブルな店が並ぶ。
でも、店が多過ぎ!
知らにゃあ店がゴマンとある。
「やっぱ、さすがに飛び込みはなー・・・」
そーいたのは開拓者に任す。
世の中うまく出来てる。
ちゃあんと開拓大好きニンゲンもいる。
その成果の1つ。
「こないだ、いい店見つけたで。なかなかイケてるでー」
ってんで、早速行った。
でゃあてゃあ名前が珍しい。
いかにも肉が大好きみてゃあな・・・。
店主の気持ちが表れてる。
やっぱ肉屋だった・・・。
1階は立ち飲みコーナー。
地下は腰を据えて飲み喰い出来る。
もちろん地下へ。
メニューを眺めてみた。
「いやー、すぎゃあ種類豊富じゃんか!何頼んでいいかわっかんにゃあよ」
そこは事前調査が済んでる。
「任しょーっ!美味ゃあモンはチェック済みだで・・・」
完全委任っ!
- カメ
美味かった。
前菜が豊富なのがとっても嬉ぴい。
しこたま頼んじまった。
テーブルに乗り切んにゃあほど・・・。
相手はもちろん肉。
ひたすら肉。
「ここの『ピースビーフ』と『ネギサラダ』の組み合せは最高だで!」
確かに美味かった。
肉の質がいい。
いつぞやの大阪のとは雲泥の差だった。
注文が偏る。
ついつい葉っぱ系のモンばっか頼んじまあ。
葉っぱ系に時々肉が混じる。
でも、こんくりゃあでちょうどいい・・・。
「ここんちゃ、『ホルモン』も美味ゃあだで・・・」
これは遠慮した。
相手はモシャモシャ喰ってたけど・・・。
彼の選択は完璧だった。
「最後は『牛恋カレー』と、『たまごスープ』で仕上げべー」
完璧っ!
腹いっぴゃあ!
いつの間にか店内は満席。
こりゃあ人気あるかも・・・。
近所の席がやたら賑やかだった。
オヤジが1人はしゃいでる。
「ありゃ、例のカメのオヤジだで。良く来るらしい・・・」
じぇじぇじぇっ!
さ、帰ゃーるべっ!
「値段もそんなに高くにゃあし、肉の質もいい。ヘンな客で減点して【☆2つ】だなー」
店の所為じゃにゃあけど・・・。