続・【住吉神社例大祭】のこと
- 「そらさん」
賑やかだった。
川こっちまでお囃子が聞こえて来た。
ここんちの神輿は変わってるらしい。
何でも八角形とか。
「観てゃあっ!でも、暑ちぃっ!」
ホントに暑ちぃっ!
出掛ける気を失わせてくれる・・・。
夕方出掛けてみた。
「そらさん」。
「そら」の散歩だけは欠かせにゃあ。
何が何でも行く。
じゃ、ついでに川向こうまで・・・。
【佃大橋】を渡った。
「ひゃあ、ここだけは日陰がにゃあで。いつまでも暑ちぃで!」
すぎゃあ景色だった・・・。
高層マンションがニョキニョキ。
その足元に昔ながらの【佃島】の街並み。
このバランスがいいんだべなー。
昼間のイベントがひと段落したとこだった。
街中がまったりしてた。
あちこちで1っぴゃあ始まってた。
「そりゃ、さぞかしビールが美味ゃあべなー」
- 直会(なおらい)
何が楽しみって。
これが一番の楽しみだんべ。
みんなで1日良く働いた。
神輿担いで、炎天下を練り歩いて・・・。
「暑ちぃよっ!」
んなあ〜んてモンじゃにゃあべな。
提燈に灯りが入った。
又、お囃子衆がてんつく始めた。
氏子衆は法被姿。
見物人は浴衣姿。
ワンコまで法被を着てた。
「いいなーっ!いかにも江戸の祭じゃんっ!」
あちこち宴会が始まってた。
そろそろ「そらさん」も打ち上げ。
「ノド乾いたで。家に帰ゃ−って『ひとり直会』だでっ!」
盆踊り大会もあった。
拡声器のできゃあ音が聞こえてた。
民謡と、酔っ払いオヤジの声が飛んで来た。
「ひゃあ、こーいたこんは実家の方と何も変わんにゃあなー」