続・【ぎんざ一二岐(いぶき)】のこと
- コース
改めて献立を見た。
【文月 お献立】
- 先附 揚げ胡麻豆腐
- 御椀 うなぎ豆腐 針ねぎ 木の芽
- 造り 旬魚の造り
- 強肴 かつをわら焼き
- 八寸 金太郎鰯の生姜煮 長いも・このこ うに寿司 川えび素揚げ 水茄子フライ
- 焼物 四万十川天然鮎の塩焼き すだち
- 蒸物 冷製茶わん蒸し 焼き鱧 枝豆 生姜あん
- 食事 土鍋御飯
- 甘味 とうもろこしアイスの最中
*その日の仕入れ状況により異なることがございます
なかなか凝ってる。
わくわく・・・。
ま、まずはビール。
「こう暑くっちゃビール飲まにゃあでやってらんにゃあよねー」
グラスのビールだった。
「さすがに取っ手はついてにゃあで・・・」
ぐっとひと口。
「おっ!これはっ・・・!」
アサヒの樽ナマだった。
うれぴ〜〜っ!
うれぴ〜けど次はどーするか・・・?
この料理でずっとビールはにゃあ。
あり得にゃあ。
飲み物リストを見る。
シャンパン、ワイン、日本酒、焼酎・・・。
結構いろいろある。
ワインは山梨・長野が中心。
「こりゃ、国産ワインのが料理に合うってこんだべなー・・・」
お値段的にもうれぴ〜。
「リストの他にも幾つかございます。お好みを仰って頂ければご用意出来ます」
こりゃあ常連になったらいいべなー・・・。
- 流れ
いざ、スタート。
まずは先附。
「揚げ胡麻豆腐」。
ちと変わってる。
「中がお熱くなってますので、お気をつけ下さい。柔らかかったらスプーンでどうぞ」
木のスプーンがついてる。
小ぶりの揚げ出し豆腐がだし汁に浸ってる。
胡麻豆腐を揚げるか・・・。
ふーふーしてからひと口。
「う、美味ゃあっ!何じゃ、こりゃあっ!」
っつーくりゃあに美味かった。
滑らかで、香ばしくて、ダシが利いてる。
ついついスプーンでだし汁も飲んじまった。
「こりゃ、ちぃっとしょっぴゃあなあ・・・」
っつか、こりゃ飲むモンじゃにゃあのかも・・・。
それにしても・・・。
この揚げ立ては感激モノ。
「いつの間に揚げてたんだべ・・・?でんでん気がつかなんだ・・・」
そー言えば・・・。
何て静かな調理場なのか・・・。
音がしにゃあ。
食器の音もしにゃあ。
見てると扱いがめっちゃ丁寧。
んで、みんなが流れるように仕事してる。
いつの間にか店は満席。
でも、誰ひとり待たせるこんがにゃあ。
「すぎゃあなー。何だか芸術的な仕事ぶりだで・・・」