【ぎんざ一二岐(いぶき)】のこと
- ホシ
「1つ星」だった。
あのミシュランの・・・。
興味ある。
でも、話はそう簡単じゃにゃあ。
星取ったから必ずしも良い訳じゃにゃあ。
相性っつーのもあるし・・・。
「そう安いモンじゃにゃあし、慎重に選ばにゃあと・・・」
いい情報が入ゃーった。
知人のクチコミ。
ランチに行ったヒトがいた。
もちろんメチャ混み。
でも忙しい中でもとっても落ち着いた応対だったらしい。
とってもいい雰囲気だったそうな。
しかも味はバツグン!
「行くべーじゃっ!それだらぜってゃあ選択はミシュランべ?」(^^)
銀座だで。
天下の・・・。
行ってみるとびっくら。
スタッフが驚くほど腰が低きぃ。
かつフレンドリー。
とっても感じがいい。
「フツーは『1つ星』なら上から目線だけんなー。珍しい店だで・・・」
いざ、出陣。
店は小っちぇえ。
地下に降りるとカウンター7席。
そして奥に6席の半個室。
全部で13名の造り。
ここに大将と女将さんと、板さんが2人。
4人も手をかけてくれる。
「ひゃあ、ヒトゴトながらでゃあじょうぶだか・・・?」
- 「コダワラ」
ベースがコース料理。
3種類のコースがあった。
ま、松・竹・梅みてゃあな・・・。
松は応談らしい。
もちろん梅ちゃんでお願い。
ま、小市民だし・・・。
献立が置いてあった。
「結構多彩だで・・・。おっ!「四万十川の天然鮎があんでっ!」
わくわく・・・。
全てに拘りがある。
店の造作、調度品。
食器、調理具、焼きモノも好きらしい。
でも店内はスッキリ。
シンプルで小奇麗でモノがにゃあ。
カウンターの向こうもスッキリ。
ちょっと調理場とは思えにゃあ。
コバに藁が積んである。
「この藁も四国で手刈りしたのを送ってもらってるんです・・・」
コンバインで刈っちゃうと香りが死むんだそうな。
これも「コダワラ」なんだ・・・。(^^)
わくわく・・・。
もちろん、一番の拘りは食材。
あっちゃこっちゃから取り寄せるらしい。
特にカツオとコメがウリ。
「コースは月替わりですが、カツオと御飯だけは固定なんです」
拘りの中の拘りらしい。
また喰いてゃあモンがあれば聞いてくれるとか。
事前に電話すれば用意するそうな。
「鱧でも、ふくでも、何でもご用意しますよー」
いいなー・・・。