続・【和牛 然】のこと

• 野菜

　いろいろ気になる。
「常陸牛」のシチューですか・・・。
「山形牛」は肉ジャガがいいですか・・・。
「タン」はどこ産なんだべ？
「ザブトン」って何だべ？
ついつい訊いちまあ。

「肉の市場で、タンとかは産地の表示が無いんです・・・」

　へえ〜。
知らんかったなー。
でも、野菜は違あ。
全部、出身地が明確。
「旬菜網焼き」は楽しみだで・・・。
姉ちゃんが野菜カゴを持って来た。
「大シメジ」、「長大ナス」、「グリーンアスパラ」・・・。
どれも美味そうっ！

「お1人さま、１品ずつお選び頂けます・・・」

　１品・・・？
そりゃ寂しいじゃ！

「ひゃあ、４人いるだからうみゃあこん分けて、４種類喰わしてくいよー！」

姉ちゃん、困った顔。
ダンナが助っ人に来た。

「わかりやした！何とかしますっ！」

うっせえ客に引っ掛っちまったなー・・・。

• 日本焼肉

　美味かった。
確かに噂通り。
韓国焼肉はいつも味がわかんにゃあ。
たちまちクチん中がバクハツ。
後は何喰っても同じ。

「ありゃあ、何の肉喰ってもわかんにゃあらねー」

　ってのとは次元が違あ。
遙かに繊細。
食材の全ての味が伝わって来る。

「やっぱ、日本風はいいなー。味がわかるもん・・・」

シチューもメンチも秀逸。
肉ジャガも上品で美味かった。
焼物はでっきゃあコンロが登場。
目の前で焼いてくれる。
美味ゃあっ！
　「旬菜」登場。
ホントに几帳面に４等分した。

「ひゃあ、ちびっと過ぎて何喰ってんかわかんにゃあよっ！」

最後にカレーかお茶漬け・・・。
こりゃあそんなに感動しなかったなー。
帰りに『肉味噌』を１瓶ずつ土産にくれた。
サービス満点じゃ。

「ま、決して安かあにゃあからコスパを考ぎゃーると【☆２つ半】かな・・・」