続々・【青菜(チンツァイ)】のこと

 トドメが来た。

【海鮮と豆腐の湯葉包み】

海鮮・・・。
豆腐・・・。
湯葉・・・。
どー見ても好物だった。
 パクッと喰って、又ひっくり返った。

「ひゃあ、ウソだらー?何でこんなにしょっぴゃーだねっ!」

っざけんなーっ!
もってゃあにゃあっ!
こんないい食材なのに・・・。
 悔しいから中身だけ喰った。
海鮮と豆腐だけ。
何と具はそれほどじゃにゃあ。
要するに湯葉にかかってるあんがドしょっぴゃー。

「ひゃあ、もってゃあにゃあっ!湯葉だって好物なのに・・・」

  • シメ

 シメだけはアレンジした。
本来は【坦坦麺】。

「ひゃあ、準備してるったって【坦坦麺】ならチェンジ出来るべや!」

出来た。

【五目あんかけチャーハン】

 さすがにひと言添えた。

「ひゃあ、悪りぃけんど高血圧だもんで、薄味にしてくいよーっ!」

さすがに悟ったらしい。

「わかりました。厨房に伝えますので・・・」

そりゃ、わかるべ。
2品連続で残しゃあ・・・。

  • シェフ

 これは喰えた。
つか、ふつーに美味ゃあ。
決して薄味じゃにゃあけんど、まあ美味かった。
ま、関東風中華。

「ひゃあ、やりゃあ出来るじゃっ!」

 最後はデザート。

【杏仁豆腐】

さすがにこれはしょっぱくにゃあっ!
当ったり前ゃーか・・・。
本格的杏仁で、十分美味かった。
 そこでシェフ登場。

「先ほどは『山椒』が過ぎたみたいで済みませんでした」

あ、わかってにゃあ・・・。

「そうね。『山椒』で濃さが倍増してたね・・・」

通じにゃあらね・・・。

「ひゃあ、惜しいけんど【☆は2つ】だなー」