続々・日本料理【明石】のこと

  • 焼物

 これも楽しみの1つ。

【鮎魚女葉山椒焼き】 鶏団子 栗麩田楽 桜花長芋桜香煮 はじかみ

字が難しい・・・。
言われるまで「アイナメ」とは思わなんだ。
すんなり読めたのは「はじかみ」だけ。

「ひゃあ、はじかしーっ!」

 何せ、味がしっかり付いてる。
山椒の香よか、醤油・味醂が圧勝。
本体が何かもあんまし関係にゃあかも・・・。
【鶏団子】もしかり。
田楽もしっかりしてる。
【桜花長芋】が救い。

「ひゃあ、これは甘酸っぱくてホッとすんなー」

  • ジョッキ

 どーでもいいけん、ビールが進む。

「ひゃあ、そやそーずら?飲みたくなるべーじゃっ!」

「スーパードリャア」をもらった。
小ビンだった。
グラスは一口グラスだし・・・。

「ひゃあ、ホントにひと口だで・・・」

 姉さんに訊いた。

「ひゃあ、ジョッキはにゃあだかね?」

笑われた。
こんな高級店にんなモンある訳ゃにゃあ。
酔っ払っちまあで・・・。
 周りを見渡す。
かなり高齢のスーツ姿のじさまが2人。
単品料理をサカナにちびちび。
あと毛唐の老夫婦。
ベテランっぽい姉さんが英語で接客。

「ひゃあ、東京っぺえよなー」

  • 煮物

 次の料理は煮物。
つか蒸しモノだった。

【金目鯛東寺蒸し】 銀餡 山葵 三つ葉

凝った1品だった。
しかもゼータクな・・・。
 個人的には煮物も好物。
特に野菜系煮物。

「ひゃあ、この時季だで筍とかが欲しかったけんど・・・」

そんな庶民的なモンは出にゃあのかな?
しゃあんめ・・・。
 素材は文句なし。
金目鯛も、湯葉も、山葵も、三つ葉も・・・。
蒸し方も文句なし。
これはほとんど野性味がにゃあ。
問題は銀餡。

「ひゃあ、や〜っぱどーしても濃い〜いよなー」