続・【宮川本店】のこと

  • 禁煙

 当店、全面禁煙。
こりゃあいいっ!
東京の喰いモノ屋にしちゃあいい心がけだで。
ホンットに少にゃあ。
めっちゃ遅れた街だと思う。
どこもかしこもモクモク・・・。

「ひゃあ、毛唐が遊びに来たらびっくりすんべな」

 神奈川県はいい。
禁煙条例が大分普及して来た。
でんでん進んでる。
それに引き換え・・・。
やっぱライトポール際じじーにゃ出来にゃあ。

「ひゃあ、何が東京パラリンピックだっ!ちったあシツを変えろっ!」

 空気がキレイ。
だから家族連れや女性も多い。
もっとも最近はビジネスマンだって禁煙組も増えてる。
周りを見ると家族連れと社用族が半々。

「ひゃあ、これはポイント高きゃあで!」

  • 「肝焼き」

 クチコミで知識は得た。
注文してから作り始めるのがモットーだで。
時間がかかる。
何かつまみながらじっと待つ。

「ひゃあ、でも喰い過ぎちまあと鰻が喰えなくなっちまあで・・・」

 そこは作戦。
まずは鰻を注文。
同時にビールと軽いつまみ。
あとはひたすら待つ。
軽いモンでビールをちびちび・・・。
つまみはやっぱ「肝焼き」だべ!

「済みません。『肝焼き』が売り切れました・・・」

 は?
6時半で売り切れ?

「ひゃあ、やる気にゃあだかね?」

って言いたいのを我慢して「焼き鳥」をオーダー。
うなぎ屋で「焼き鳥」ねえ・・・。

 鰻は4種類あった。
イ・ロ・ハ・ニっと分類されてた。
2,500円から4,000円超まである。

「ひゃあ、どう違あだかね?」

姉ちゃんに訊いてみた。

「大きさの違いです」

やっぱし・・・。
 あと、「うな丼」と「うな重」がある。
どっちも値段は一緒らしい。

「ひゃあ、どう違あだかね?」

又訊いてみた。

「器の違いです」

やっぱし・・・。
 わかり易しい。
一番小っちぇえ「うな重」と「肝吸い」を頼んだ。

「お食事は40分ほどかかりますが、よろしいでしょうか?」

やっぱし・・・。