続々々・「ル・ロットツアー」のこと　【1/31】

　もう買うモンもにゃあ。
集合時間まではまだ暫らくある。

「どっか、カフェでも入ゃーって１っぴゃあやるかね・・・」

テキトウに入ゃーった。
オープンカフェの方に座った。
仏人っぽい姉ちゃんにビールを頼む。
　つまみは「シャケとば」。
いつも携帯してる。

「ひゃあ、いつ飲んでも美味ゃあっ！」

調子に乗ってお代りっ！
幸せだで・・・。
まあ、まったりしたいい時間だで・・・。
　っと思いきや・・・。
仏人姉ちゃんが油売りに来た。
すぐ隣の席のオトコと何やら話し出した。
どーやらカレシらしい。
カレシは店がハネるのを待ってるらしい。
姉ちゃん、盛り上がって来た。
やおら、タバコに火を点けた。

「おいっ！てんめー！っざけんなよっ！どこで吸ってんだ！」

　露骨にヤな顔をしてくれた。
パタパタ扇いで・・・。
でも、そんなこん気にするタマじゃにゃあ。
涼しい顔でモクモクしてる。
さすが仏毛唐っ！

「ひゃあ、堪った堪んにゃあでっ！引っ越すべーっ！」

　離れた席に引っ越した。
でも、もう閉店間近だったらしい。
別の兄ちゃんが片付けを始めた。
イスをテーブルにガンガン乗せてく。
如何にも早く帰ゃーれと言わんばかりじゃっ！

「まあ、あずましくにゃあなーっ！だったらお代りとか、断われよっ！」

【ボラボラ島】とはでんでん違あっ！
　一転、サイテーの気分。
とっても観光地とは思えにゃあ。
てんめー・・・。
テキが呆れるほど粘ってくれた。
んで、たかが２千円をカードで払う。
支払いしながら捨てゼリフ。

「ひゃあ、このバカオンナ！とっとと肺癌にでもなっちめえっ！サイテーの店だな、こかあっ！」

Thank you とか言ってるし・・・。