もうちょい・「モツ・ピクニック」のこと 【1/29】
- ジュース
ヤシの皮が剥けた。
芯の部分は梅干の種のお化け。
これに顔があると言う。
たしかにあった。
埴輪っぽいけど、確かに顔があった。
「この顔の眉間を石で叩くと、キレイに2つに割れます」
っと言いつつ叩く。
パカッ!
確かに見事に真っ2つに割れた。
中にココナッツジュース。
こりゃあこれで飲める。
更に内側の実を削り取る。
金具でガシガシと削る。
結構なチカラ技だで・・・。
「こやあ兄ちゃんでにゃあとてゃあへんかも・・・」
キレイはココナッツの実が集まった。
これがみんなにひと握りずつ配られた。
これをぎゅっと握る。
搾り出たエキスをみんなで味見する。
「こやあ、初体験!美味ゃあって言やあ美味ゃあ!」
- ランチ
残った搾りかすはオイルになるそうな。
せっかくだに・・・。
日焼けしたとこにすり込んどいた。
料理にも使う。
ケーキとかにも使える。
石鹸とかにも使ってるし・・・。
「材料費タダと思やあ、こんな貴重な資源はにゃあで・・・」
ここで飲み物が出た。
ビールでも、コーラでも、好きなモンを・・・。
「そやあ、迷わずビールずらっ!きっと『ヒナノ』だんべ・・・」
案の定、「ヒナノ」だった。
でも、温りぃ・・・。
第三国じゃあるみゃあし・・・。
「モツ」にゃ冷蔵庫はにゃあだかね!
ランチは郷土料理だった。
何が何だかわかんにゃあ。
でも、雰囲気はある。
ついでにすんぎゃあ数のハエ。
わんさかと集まって来た。
「ひゃあ、放っとくとゴマダンゴになっちまあで・・・」