続・「エステ」のこと 【1/26】

  • 水着

 あれよ、あれよ・・・。

「んじゃ、今すぐやりましょう!旦那さまもジャグジーとか使えますよぉ〜」

丁重に遠慮した。
趣味が違あ。
海に入って身体ほぐした方がいい。
いずれにせよ、水着に着替えにゃあと・・・。
 「ユキコさん」カート大活躍。

「今すぐ、お部屋までお送りします。着替えが終わったらスパまでお送りしますよ」

コテージの前で待ってると言う。
あれよ、あれよ・・・。

「んじゃあ、行って来まーすっ!」

バタバタと出掛けて行った。
 さて・・・。
どーしてくれべーか・・・?
ま、とりあえず水着に着替えた。
デッキから海に入ゃーってみる。

「何だ、意外に浅ゃあじゃんか。余裕で足がつくで・・・」

しばし泳いだり、ひっくり返ったり・・・。

  • 探索

 ヘンな気分。
この世にいるような気がしにゃあ。
この水の色はナンだ?
こんな景色って、どこにもにゃあ。
極楽か・・・?
少なくとも地獄じゃにゃあら・・・。

「ひゃあ、地獄に落ちるべきヤツは他にいっぴゃあいるべ・・・」

 水上コテージは枝状に配置されてる。
沖の方ほど値段が高きゃあ。
景色がいいらしい。

「どんだけ違あだか、行ってみんべーじゃ!」

一番沖まで行ってみた。
目の前がエメラルドの海と「オテマネ山」。
確かに遮るモンがにゃあ。

「でも、ここまで来るにゃえりゃあ遠いで・・・」

 毛唐のペアがデッキで泳いでた。
ネムーンらしい。
シュノーケルとか、フィンとかつけてる。
仲がいいこんで・・・。

「でも、どー見てもあんまし若かあにゃあな・・・」

大きなお世話だっつーに・・・。