更に・【江戸東京博物館】のこと
- 「北斎」
「歌川広重」っつえば、もう1人。
「葛飾北斎」もちゃあんとあった。
やっぱ、この2人は頭抜けてる気がした。
絵も上手ゃあ。
そりゃもちろんだけんど、構図が上手ゃあっ!
感心させられる。
「北斎」っつえば「富嶽三十六景」。
そん中に「江戸日本橋」がある。
ところが「日本橋」はでんでん見えにゃあ。
「ひゃあ、どこが『日本橋』だあね?」
って言いたくなんで。
良〜く見にゃあと気がつかにゃあ。
絵の下の方にヒトがうじゃうじゃ描かれてる。
荷物を担いでひしめき合ってる。
そん中のポコッと黒れえモンが・・・。
「ひゃあ、こりゃ橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)だで・・・」
「広重」のカツオといい勝負だで・・・。
- 「夜明」
なかなか良かった。
いい展示だった。
でも、一番印象に残ったのは浮世絵じゃにゃあ。
版画だった。
版画はいいっ!
「作ってる本人も開けてびっくり!」
好物だで・・・。
しばし動けなかった。
魅入っちまった。
「川瀬葉巴水(はすい)」。
「日本橋(夜明)」。
1940年の作。
昭和15年っつえば、戦争マッシグラの時。
この時代にこの作品もすぎゃあ。
何より「日本橋」はこう在りてゃあっ!
とっても魅力的。
これぞ「日本橋」って、気がする。
あんな高速道路は要んにゃあ。
「ひゃあ、公共事業もいいけんど、カネの使い道が違あべやー・・・」