最後に・神楽坂・文京界隈のこと

  • 疑問

 納得した。
何でこんなどんべりゃあ寺があるのか。
でも、不思議。
どんべりゃあのに、何であんまし話題になんにゃあのか。
【上野寛永寺】にも負けてにゃあで。
【芝増上寺】にも引けを取らにゃあら・・・?
何で・・・?
何か事情があんずらか?

「何か、その世界じゃその世界なりの苦労があるんだべなー」

 【護国寺】も危機(キキ)があった。
明治16年の火災。
大正15年にも火災。
関東大震災東京大空襲もあった。
でも何とか危機を乗り切った。
幾つかの建物は当時のまま残った。

「ひゃあ、『魔女の宅急便』のホウキで乗り切った訳じゃにゃあで・・・」

知ってらー。
 「観音堂(本堂)」は元禄以来のまま。
「月光堂」も桃山期の建築そのまま。
近江【三井寺】より移築されてきたそうな。
もち「重文」。
その他「仁王門」、「惣門」、「中門」も残ってる。
創建当時のまんまと言われてる。
まだある。
「薬師堂」、「大師堂」、「多宝塔」、「忠霊堂」・・・。

「何ともゼータクな保存状態だで・・・」

  • 満腹

 ひと通り観て歩った。
かなり広れえ。
ヒトはあんましいにゃあ。
ほぼ貸し切り。
いるのはハトっくりゃあ。

「こんな立派な伽藍を独り占めじゃ、何だか申し訳にゃあみてゃあだで・・・」

 堪能した。
堂宇はハンパじゃにゃあ。
できゃあ。
造りが立派。
バカみてゃあに写真を撮っちまあ。
今回の遠足の最後。
寺のすぐ前は地下鉄「護国寺」駅。
駅の上に「マルエツ」まである。

「ひゃあ、弁当買って帰るのにちょうどいいじゃんかー」

 堪能した。
この規模、この素晴しさは意外だったなー。
でもやっぱ素朴な疑問が・・・。

「何で、ここがあんまし表舞台に出てにゃあだか・・・?」

ひょっとして・・・。

「『玉の輿』が原因だか・・・?」