【富士山】のこと 23
- ラーメン
「久須志(くすし)神社」に戻って来た。
「お鉢巡り」完遂。
いやあ〜、疲れたあ〜。
休憩すべー。
何か、喰うべー。
「ひゃあ、しばし下山のこんとか忘れべーじゃっ!」
4軒の山荘を眺める。
もうさっきのヒトだかりは治まった。
スタッフはヒマげ。
それぞれ売込みが激しい。
兄ちゃん、姉ちゃんがわいわい言ってる。
「ウチの豚汁は絶品だよっ!うどんも旨いよっ!」
「山頂の土産は山頂でしか買えませんっ!」
「さあ、下山の前に何か忘れてませんかっ!そうっ!お土産ですっ!」
聞いてるだけでおもしい・・・。
「山口屋」に入ゃーった。
一番トイレに近かったから・・・。
あと呼び込みの姉ちゃんが素朴っぽかったから。
動機はそんなモンだで。
さて、何を喰うか・・・?
こんなとこで喰うモンだに。
味は想像がつく。
「んでも、やっぱ話のネタにゃあラーメンずらっ!」
- チャーシュー
舎弟が誘惑する。
「どうせ飲みてゃあだら?ビールでも飲みゃあいいじゃっ!」
思わずグラッと来る。
「スーパードリャア」の350m缶が600円。
でもなー。
この後下山が待ってるだで・・・。
ちぃっと不安。
我慢した。
ラーメンだけでいい。
900円なり・・・。
素朴っぽい姉ちゃんが言う。
「ウチはミソラーメンがオススメですー」
そー言われて、「じゃ醤油ラーメン」って言えるかぁ?
「じゃ、ミソラーメン2つね」
自然な流れだんべ・・・。
舎弟が他人のラーメンを盗み見。
「何だか、チャーシューが旨そうだで・・・」
期待っ!
結構、時間がかかる。
やっぱ気圧が低いから工夫が要るんだべ・・・。
来たっ!
「あ〜〜〜っ!ミソラーメンにはチャーシューが入ゃーってにゃあっ!」