【富士山】のこと 14
- 慰霊碑
登山道脇に小っちぇえ石碑が。
「ひゃあ、何だべ・・・?」
ライトを当てると「遭難者慰霊の碑」。
う〜〜ん・・・。
異物にゃわかんにゃあらなー。
字が読めにゃあ。
つか、読めても読む気はにゃあ・・・。
遭難っつてもピンと来にゃあ。
でも、実はあるそうな。
最近は、毎年死者が出てるとか。
しかも年々増加中。
マナーの悪化と比例してるらしい・・・。
「ホントはもっと報道すりゃいいのに・・・。『因果応報』とかタイトルつけて・・・」
そー言えば下の方にも石碑があった。
「じっくり見る余裕が無かったけんど、あれも同じだんべか・・・?」
どっちも鈴がいっぴゃあ。
どーやら「金剛杖」についてた鈴らしい。
どーいた意味があるだか・・・?
「ひゃあ、まさにスズナリってヤツだあね・・・」
- 鳥居
【九合目】到着。
登山道に鳥居がかぶってる。
目立つ。
視界が悪いと山頂と間違い易いそうな。
勘違いしてスパートする衆が多いとか・・・。
今日は快晴っぽい。
「あの鳥居越しにご来光を仰ぐってえのもいいじゃんか!」
みんな考えるこんは一緒。
鳥居の裏手にヒトがダマんなってた。
「はあ、先ぃ行くべーじゃっ!」
鳥居を過ぎてちょっと・・・。
上の方から「わあ〜〜っ!」っと歓声が・・・。
「お、いよいよご来光らしいでっ!ここでカメラセットすんべーっ!」
東の空がみるみる朱に染まる。
棚引く雲が下から陽に照らされて輝く。
そのいと雲は金色に・・・。
「ひゃあ、いよいよだでっ!」
っと言う間も無くまばゆい光がっ!
「うお〜〜〜〜〜〜っ!」
あとは言葉がにゃあ・・・。