まだまだまだ・両国界隈のこと
- 【回向院】
通りの突き当たり。
かの有名な【回向院】が・・・。
空いてた。
もう夕暮れ時だに。
もう観光客も引けた後かも・・・。
「ひゃあ、ずいぶんキレイに整備された寺だで・・・」
正門から石畳が続く。
境内の右側は竹の植え込み。
季節柄タケノコがいっぴゃあ。
蹴っ飛ばすだけで取れる。
「ひゃあ、もってゃあにゃあ!誰も取らにゃあだかね・・・」
衝動を抑えて奥へ。
左側にはいろんなモンがある。
弁財天らしき像とかがある。
何じゃろ?
意味不明。
でも、ちょうど夕陽が当って輝いてる。
「ひゃあ、黄金の天女像に見えるで・・・」
- 相撲
目立つのは【力塚】。
何せ、字が読み易しぃ。
子どもでも読める。
力士や年寄の霊を祀ったモンだとか。
「日本相撲協会」が建てた。
「って聞くと、急に素直に見れなくなっちまあだよなー」
本来、相撲の聖地。
時代は18世紀に遡る。
何せ、ここで勧進相撲の興行があった。
何せ、【両国国技館】はここに建てられた。
きっと「日本相撲協会」は無かった。
「ひゃあ、だから何が言いてゃあだね・・・?」
元々は相撲の為にあった訳じゃにゃあ。
やっぱ慰霊の為に建てられた寺だったそうな。
明暦3年(1657年)。
「明暦の大火」があった。
「振袖火事」とも言われるそうな。
犠牲者約108,000人の慰霊だったとか・・・。
「ひゃあ、どっかで聞いたこんがある話だで・・・」