続々・両国界隈のこと

 いい庭だった。
何より入園無料ってのがいい。
どこぞの「都立庭園」と訳が違あ。
後は客のマナーの問題・・・。
あんまし期待出来にゃあか・・・。

「ひゃあ、だからこそ有料ってこんかも・・・」

 混んでた。
「両国」が人気があんのか。
無料だからか・・・。
そんなにバカできゃあ庭園じゃにゃあ。
そこら中にヒトがうじゃうじゃ。

「ひゃあ、写真撮る気になんにゃあで・・・」

 元々は大名屋敷。
江戸時代は「常陸笠間藩」の下屋敷。
「本庄氏」が大名庭園を築造。
後に「隅田川」の水を引いた。
「潮入回遊庭園」に整備された。
「隅田川」もばっちくなった。
んで、今はポンプを使ってるそうな。

 明治時代。
岡山藩主「池田章政」の邸宅に。
その後「安田善次郎氏」が買収。
安田財閥」の祖だで。
「安田氏」の遺志で東京都に寄贈。
大正11年(1922年)のこんだった。
 翌大正12年(1923年)。
関東大震災」に見舞われた。
もちろん元の様子は見る影もにゃあ。

「ひゃあ、びみょーなタイミングだったなあ・・・」

その後、東京市が復元。
昭和2年(1927年)市民に開放された。
今は墨田区が管理。
 園内に「両国公会堂」がある。
当初は「本所公会堂」っつったらしい。
これも「安田氏」の寄付金が元になった。
大正15年(1926年)完成。
円形ドーム型ホールと4階建てのビル。

「ひゃあ、大したモンだで・・・」