【三菱一号館美術館】のこと

  • 割引

 ここも早く行きたかった。
年末までは「ロートレック展」やってた。
でも、なかなか・・・。
結構忙しいだで。
ついに年内は無理だった。

「ひゃあ、遊ぶにも気力・体力が伴わにゃあと・・・」

 整った。
気力・体力・割引券・・・。
最後のもでゃあじ。
200円とは言え、いきゃあ。
電車賃っくりゃあ出ちまあ。

「ひゃあ、でゃあてゃあ美術館の料金って高っきゃあよっ!」

 この界隈はみんな1,500円。
高きゃあっ!
こっちゃあ展示が変わるたんびに行きてゃあのに・・・。
庶民のフトコロに痛てゃあっ!
エゲレスなんか全部タダ。
どんな立派な作品もタダで観られる。

「ひゃあ、タダたあ言わにゃあけん、せいぜい500円っくりゃあにしてくいよっ!」

  • 至便

 いざ出陣!
ここんちは我が家から至極便利。
「八丁堀」から京葉線でひと駅。
しかも改札は美術館の真下。

「ひゃあ、便利だで。ただしこの辺りだけだけんど・・・」

それ以外はめっちゃ不便な京葉線・・・。
 見るからに美しい。
この建物を観るだけでも価値がある。
それが美術館になってる。
しかもレストランまで併設してる。

「ひゃあ、行かにゃあ手はにゃあよなー」

 建設は明治27年とか。
1894年っつーこんは、110年前。
設計は例の「ジョサイア・コンドル」。
都内、あちこちに作品が残ってる。
丸の内で最初のオフィスビルだったそうな。

「ひゃあ、すぎゃあな。この『コンドル』ってヒト・・・」