最後に・【東京桜めぐり後半戦】のこと

  • ご近所

 いよいよ帰路につく。
バスは暮色がかった都会を走る。
ん?
何か見たこんがある景色・・・。
「恵比寿」じゃん。

「ひゃあ、何だ!こんなご近所だったんだー」

 あとで地図で確認。
何ってこったい。
昔住んでたアパートのすぐ近所だった。
歩っても大した距離じゃにゃあ。
ご近所にこんなすらばしい場所があったなんて・・・。

「やっぱ、若きゃあ頃は興味の対象が違あだあよ・・・」

枯れて来た。
確かにすっかり枯れて来た。
着々とお迎えも近づいてる。
日々、焦りを感じる。
時間がにゃあ。

「ひゃあ、思いっきし観光しまくらにゃあと!」

  • ゴール

上野に到着。
ガイドさんが最後の挨拶。
しながら上手ゃあこんを言う。

「『東京7大さくら見物』は如何でしたでしょうか?実はおまけがついてます。
ここ【上野公園】も今が桜の見ごろ、『8大さくら見物』にしては如何でしょうか?」

その通り。
上野の山は提灯がずらり・・・。
もう花見のムード満点だった。
さすがに昔みてゃあに無法地帯じゃにゃあ。
通路と花見の場所はちゃんと分けてる。
ゴミ箱もできゃあ。

「ひゃあ、ずいぶん近代化されたモンだで・・・」

いやあ〜、良く歩いた。
たあんとさくらを観た。
一生分のさくらを観た気がする。
濃い〜い1日だった。
ってんで反省会。
ビールが美味ゃあっ!

「ひゃあ、こんだけさくらを観まくったのは生まれて初めてだで・・・」