続・【東京桜めぐり後半戦】のこと

 ここんち境内は広い。
いろんな建物がある。
こっちはそそこ古さを保ってる。
三門」なんかハンパじゃにゃあ。
1622年の建立だとか。
やっぱ「重文」。
 正式名称は「三解脱門」。
ここをくぐって3つの煩悩を解脱するそうな。
3つの煩悩・・・。
「むさぼり、いかり、おろかさ」だって。

「ひゃあ、3つばっかじゃにゃあで・・・」

 この門は当山の中門。
表門は「大門」だそうな。
まさに地名になってる。
こっちは昭和12年に改築。
鉄コンキンクリート

「ひゃあ、もうひと工夫すりゃ良かったのに・・・」

  • 「大門」

 「旧大門」の変遷が面白い。
1598年に「江戸城」は拡張・造営された。
こん時に【増上寺】が芝に移転。
徳川幕府が全面バックアップ。
徳川家康」が表門をプレゼント。
これが江戸城の大手門だった「高麗門」。

「ひゃあ、なかなか気前がいいじゃんか・・・」

 その後は平穏じゃなかった。
1923年に「関東大震災」があった。
「旧大門」は倒壊寸前。
そこで両国の【回向院】に移築。
でも1945年に「東京大空襲」に遭った。
遂に焼失・・・。

「ひゃあ、結局オリジナルが残せなかったんだー」

 いずれにしてもすぎゃあ。
門だけ見ても当時の規模がわかる。
さすが徳川家菩提寺
【増上寺】の名はダテじゃにゃあ。
三門」と「枝垂桜」が絵になる。

「ひゃあ、ここが一番象徴的な絵じゃにゃあかね・・・」